日本の古くからの娯楽である屋形船。
夏には花火を船から楽しめ夏の風物詩として多くの人から愛されています。
最近では観光客向けのプランなども多く用意されており、海外の観光客からも人気が高まってきている日本ならではアクティビティ。
今回はそんな屋形船の基本知識と東京や福岡でおすすめの屋形船をご紹介していきます!
屋形船ってそもそも何?
屋形船とは屋根と座敷が付いた船で宴会や食事を楽しむための船です。
元々は夏の暑さをしのぐためのイベントでしたが、最近では屋形船にエアコンが設置されている船が多く一年中楽しめるアクティビティになりました。
夏は花火、春先は桜を楽しみながら観光地を周る屋形船は、日本ならではの楽しみとして海外の観光客からも人気が高まっています。
東京で乗れる屋形船は?
東京観光で楽しめるおすすめの屋形船をいくつかご紹介していきます!
格安のプランから豪華なプラン、英語対応のプランもあるのでぜひチェックしてみて下さい。
お台場・スカイツリー周遊コース(船宿 釣新)
隅田川のうまや橋を出発し、スカイツリーやレインボーブリッジ、東京タワーなどの東京を代表する観光地を巡る屋形船です。
新鮮なお刺身や揚げたての天ぷらなど季節のお料理を楽しみながら隅田川を優雅にクルーズしていきます。
費用はいくら?
昼の乗合(夕方の乗合)基本プラン(2時間30分コース)
大人:11,000円
高校生:7,700円
中学生:7,700円
小学生:5,500円
子供(4歳以上):1,650円
昼の乗合 ランチタイムプラン(1時間30分コース)
大人:7,128円
高校生:4,994円
中学生:4,994円
小学生:4,279円
子供(4歳以上):1,100円
※子供料金(4才以上の未就学児)にお食事は含まれておりません。
どこから乗れるの?
隅田川うまや橋のたもとにある「釣新うまや橋乗船場」から屋形船に乗り込みます。
<電車の場合>
都営大江戸線 蔵前駅 A7出口から徒歩2分
都営浅草線 蔵前駅 A2、A4出口徒歩5分
総武線 両国駅 西口徒歩10分
ルートを紹介
うまや橋→お台場→スカイツリー→うまや橋
隅田川コース・お台場コース / 江戸前汽船
お台場・隅田川の2つのコースを楽しむことが出来る屋形船。
船の中ではもんじゃとお好み焼きが食べ放題!元祖月島もんじゃが楽しめる浮舟丸、海鮮もんじゃを楽しむことが出来る月島丸の2つの船を選ぶことが出来ます。
費用はいくら?
平日
昼便(12:00〜) 5,000円
夜便(17:00〜20:00) 6,000円
土日祝
昼便(12:00〜) 5,500円
夜便(17:00〜20:00) 6,500円
小学生:¥2,700 幼児:¥1,100
どこから乗れるの?
お台場コース
新木場桟橋
新木場駅から出ているシャトルバス乗り場で「もんじゃ屋形船ー新木場駅」の送迎バスに乗り、江戸前汽船の屋形船乗り場へ行くことが出来ます。
隅田川コース
朝潮桟橋
勝どき駅より徒歩5分
ルートを紹介
お台場コース
新木場桟橋から豊洲方面を抜けて、東京の名所の1つである「レインボーブリッジ」を潜り「フジテレビ本社ビル」などが観賞できるお台場周辺を楽しめるコース
隅田川コース
隅田川にかかる歴史ある橋梁をひとつひとつくぐり抜け、東京の新名所「スカイツリー」を楽しめるコース
乗合屋形船 梅コース・寿司コース / 三河屋
屋形船での東京湾クルージングを提供する三河屋。
天ぷらや小鉢などの料理が楽しめるスタンダードな梅コースと、江戸前の寿司を楽しむことが出来る寿司コースを選ぶことが出来ます。
船には展望デッキがついているので外の雰囲気も楽しむことが出来る屋形船です。
費用はいくら?
梅コース
大人(12歳以上):11,000円
小学生(6~12歳):7,700円
子供(2~6歳):2,200円
幼児(0~2歳):無料
お料理
先付、前菜、小鉢、刺身、香の物、御飯、天ぷら、味噌汁、果物
寿司コース
大人(12歳以上):13,750円
小学生(6~12歳):9,625円
子供(2~6歳):2,200円
幼児(0~2歳):無料
お料理
先付、前菜、小鉢、刺身、香の物、江戸前握り寿司、天ぷら、味噌汁
どこから乗れるの?
三河屋
JR・京急 品川駅西口 徒歩10分
京急 北品川駅 徒歩5分
お店に直接集合し、そこから船へと案内してくれます。
ルートを紹介
品川浦→天王州アイル→お台場→レインボーブリッジ→晴海客船ターミナル→東京タワー→勝鬨橋→永代橋→清洲橋→両国国技館→スカイツリー
スタンダードコース・エグゼクティブコース・VIPコース / 船宿あみ達
創業100年の老舗屋形船の「あみ達」。
スカイデッキ付きの大型最新設備屋形船を8隻も保有している珍しい船宿で、大人数でのイベントや東京の人気名所をめぐるさまざまなコースが用意されています。
外国人の観光客も多く英語表記のメニューやベジタリアン料理やアレルギー対応も行っています。
費用はいくら?
A.スタンダードコース
一人 11,000円(税込) / 小学生以下 5,500円(税込)
B.エグゼクティブコース
一人 14,300円(税込) / 小学生以下 7,150円(税込)
C.VIPコース
一人 16,500円(税込) / 小学生以下 8,250円(税込)
どこから乗れるの?
以上の6つのエリアから乗ることができます。
晴海
都営大江戸線勝どき駅A3出口より 徒歩5分
有明
ゆりかもめ東京ビッグサイト駅より徒歩約3分
りんかい線国際展示場駅より徒歩7分
越中島
JR京葉線越中島駅1出口より徒歩3分
都営大江戸線・有楽町線月島駅4出口より徒歩8分
都営大江戸線・東西線門前仲町駅4出口より徒歩8分
江戸川
都営新宿線一之江駅駅ビル口より徒歩3分
吾妻橋(浅草)
東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
浅草駅より徒歩5分
東京メトロ銀座線 浅草駅5出口より徒歩5分
都営浅草線 浅草駅A5出口より徒歩5分
都営浅草線 本所吾妻橋駅A3出口より徒歩5分
東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
とうきょうスカイツリー駅正面口より徒歩11分
つくばエクスプレス浅草駅より徒歩15分
桜橋(浅草)
東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
浅草駅より徒歩15分
東京メトロ銀座線 浅草駅5出口より徒歩15分
ルートを紹介
お台場スカイツリーコース
隅田川、桜橋付近、有明
隅田川・スカイツリー、お台場レインボーブリッジ
お台場レインボーコース
お台場
お台場レインボーブリッジ・東京タワー・清洲橋
スカイツリーコース
隅田川 桜橋付近
隅田川・スカイツリー
TOKYO BAYコース
お台場、舞浜沖
お台場レインボーブリッジ、東京ディズニーリゾート(※2)、葛西臨海公園
舞浜ロマンティックコース
舞浜沖~葛西臨海公園前
東京デイズニーリゾート、葛西臨海公園
福岡で乗れる屋形船は?
九州でも人気の観光地、福岡でも屋形船が楽しめます。
東京ほど数はありませんが、福岡の中心を巡ることが出来る人気の屋形船をご紹介します!
那珂川周遊コース / 中州博多船
那珂川の出会い橋から出発し、福岡の中心を流れる那珂川を2時間かけてクルーズする屋形船。
掘りごたつ式の和風の屋形船やテーブル式の屋形船などがそろい天ぷらなどのコース料理を楽しめます。
費用はいくら?
6,000円(通常平均)
7,000円(宴会平均)
どこから乗れるの?
中洲を流れる那珂川の「であい橋」から乗ることが出来ます。
<電車の場合>
中洲川端駅より徒歩3分
西鉄福岡駅より徒歩10分
ルートを紹介
那珂川周遊コース
中洲の街の夜景を眺めながら、屋形船は博多の中心の那珂川
屋形船に乗る際の注意点
屋形船に乗るには予約が必要?
基本的に屋形船に乗るには予約が必要になります。
特に繁忙期(春先や夏休み)には混みあうため、予約が埋まっていてとれない状況が続きます。
予定が分かり次第早めに予約をとるようにしましょう。
片道やルート外での利用も出来る?
基本的に屋形船のコースは往復で、乗り場に戻ってくるコースが一般的です。
中には、片道の特別コースを設けている屋形船もあり、自分の希望の場所で降りることも出来ますが、数が少ないので事前によくリサーチするようにしましょう。
屋形船は基本的にルートが決まっており、ルート外を回ることは出来ません。ただ運転手さんが状況によってルートを変更したりする場合があります。
船に乗っている時の寒暖差に注意しよう
夏場の暑い時期に屋形船を利用する場合には、船自体に冷房がついていることが多いので快適に過ごすことが出来ます。
ただし、冷房が効きすぎている場合や、海上の風は大変冷たいので何か羽織るものを持っていくことをおすすめします。
また冷房がついていない船でも、日中と夜間の寒暖差がありますので羽織物を持っていくなど対策するようにしましょう。
雨や雪の日の屋形船の運航は?
屋形船には屋根がついているので、少しの雨や雪の場合でも問題なく楽しんでいただけます。
しかし、台風や強風などで船の運航に問題が出そうな場合には安全に配慮して船宿の判断で出航を中止にすることがあります。台風シーズンには注意しましょう。
妊娠中の方も屋形船は楽しめる?
屋形船はゆっくりしたスピードで進む船なので妊娠中の方でも安全に楽しんで頂けます。
ただ、つわりがひどい場合には船が揺れて酔いやすくなるので注意が必要です。
船酔いが心配な方は揺れ防止の装置がついている屋形船もありますのでそちらを選ぶようにしましょう。
屋形船の楽しみ方
昔でこそ夏の風物詩として知られている屋形船ですが、現在は船に冷房や暖房が設置されていることから一年中を通して楽しむことが出来るようになりました。
夏だけでなく春には川沿いに咲く桜を楽しみながら、冬には忘年会にと、どんな季節でも楽しめるでしょう!
屋形船で誕生日パーティーなんていうのも思い出に残りますよね。屋形船は貸し切りで利用も出来るのでその人にあった楽しみ方が出来るのも嬉しいところです。
まとめ
日本の昔ながらの楽しみ「屋形船」古き良き部分は残しながらも、最新の設備が整っているのでどなたでも楽しめるようになっています。
美味しご飯を楽しみながら東京などの観光地を船で巡る屋形船は良い思い出になること間違いありません。