日本屈指のリゾート地、沖縄県はエメラルドグリーンの美しい海や世界遺産の「首里城」など、見どころが満載の人気観光地です。
琉球王国の遺跡や大自然の絶景は沖縄に行かなければ見られないので貴重な体験ができるでしょう。
この記事では、沖縄へ初めて行く方に向けて一度は訪れておきたいおすすめ観光スポット5選と移動手段、街歩きのコツをご紹介していきます。
沖縄県の場所
沖縄観光で絶対に訪れるべき観光地6選
沖縄の観光スポットは大きく分けて、北部・中部・南部の3つのエリアに分かれます。
初めて沖縄を訪れる方は、青い海と白砂ビーチが美しい沖縄本島を要チェック!
①沖縄美ら海水族館
沖縄観光スポットで外せないのは「沖縄美ら海水族館」です。
巨大なジンベイザメやマンタの飼育数は世界クラスの記録があり、水槽の大きさも世界最大級を誇ります。
沖縄美ら海水族館は、海の生き物740種、21,000点以上を飼育しており、まるで海の中を歩いているような感覚になります。
お子様連れご家族には、イルカがジャンプ芸を見せる無料のイルカショー「オキちゃん劇場」がおすすめ。
沖縄民謡にあわせて歌を歌ったり、飼育員さんとの抜群のコミニュケーションは必見です。
大水槽に隣接するレストラン・カフェでは、ジンベエザメやカラフルな海の生き物を見ながら、ビール&タコライスなど沖縄の軽食を楽しめます。
「海洋博公園」の施設内には、「おきなわ郷土村・おもろ植物園」があり、17~19世紀頃の琉球王国時代を再現した街並みを歩いたり、三線演奏を体験できます。
近くには、沖縄の22種類の在来種の植物を集めた植物園もあるのでチェックしてみてください。
②おきなわワールド
1972年にオープンした歴史ある「おきなわワールド」は1996年にリニューアルオープン。
全国からお子様連れファミリーが集まり、年間100万人が訪れる観光テーマパークです。
見どころは、全長5000メートル続く国内最大級の鍾乳洞「玉泉洞」、旧盆の祖先供養の集団舞踊「スーパーエイサー」など。
熱帯フルーツ園では、マンゴー、パパイヤ、パイナップルなど100種類の熱帯果樹が広がります。
季節ごとの珍しい花や果実が美しく、トロピカルフルーツやヤシの実ジュースも味わえますよ。
東京ドーム4個分の広さには沖縄の歴史・文化・自然を体感できる多種多様な工夫がいっぱいです。
おきなわワールドは那覇空港から車で約30分とアクセスの良さもおすすめポイント。
③識名園(しきなえん)
沖縄県那覇市「識名園(しきなえん)」は琉球王家最大の別邸として世界遺産にも登録されている庭園です。
王家の人々のリゾートや中国からの冊封使(さっぽうし)、外国使臣を接待するため時に利用されていました。
広大な敷地には建造物や中国風東屋の六角堂や石橋などが配置され、庭園内の建物に入ると、琉球王国時代の雰囲気を感じられます。
目の前には美しい景色が広がる御殿(うどぅん)があり、ゆっくりと散歩をしても30分〜1時間で周ることもできます。
④波上宮(なみのうえぐう)
沖縄で最も格式高い神社「波上宮(なみのうえぐう)」は琉球八社のひとつです。
琉球八社の中でも琉球国新一の宮に認定されており、沖縄では最も格式高い神社として知られています。
那覇港が一望できる高台にあるため、地元民からは「なんみんさん」「ナンミン」と親しまれています。
パワースポットとしても知られており、厄除、安産、家内安全・商売繁盛など、様々なご利益があるのも嬉しいポイント。
神社の裏手には「波の上ビーチ」があり、参拝後には気軽に寄るのも良いでしょう。
毎年4月~11月頃までは遊泳することができるのでお子供連れのご家族に人気があります。
那覇市の国際通りからタクシーで5分程でアクセスできるので、旅の終わりに立寄ってみてはいかがでしょうか。
⑤瀬長島ウミカジテラス
沖縄県豊見城市にある「瀬長島ウミカジテラス」は那覇空港近くにある商業施設です。
沖縄らしい南国風のアクセサリー、雑貨店などのクラフトショップ、カフェ・レストランが30店舗以上並びます。
青い空と青い海をバッグに、おしゃれな白壁の建物は、まるで地中海リゾートのような雰囲気。
「瀬長島」は島の周囲は1.8 Kmほど、那覇空港から車で約15分、沖縄本島とは陸路で繋がっています。
近年は、天然温泉やホテル、商業施設などの観光スポットが充実しており、慶良間諸島を望む絶景を眺めることができます。
離発着する飛行機の航路下にあり、夕暮れ時のロマンティックな景色はカップルに人気です。
⑥首里城公園
沖縄南部エリアの世界遺産「首里城公園」は2019年11月31日未明に火災で全焼しました。
14世紀に築城された首里城は、中国との外交貿易による文化が反映されており、鮮やかな朱色は、高貴の象徴を表していました。
首里城公園では、定期的に朝の儀式や琉球舞踊公演、夜のライトアップ、色鮮やかな琉球衣装での記念撮影、三線体験など、数々のイベントが開催されていました。
正殿前の御庭広場にある丘の上からは那覇市内を一望することができ、琉球時代にタイムスリップしたかのよう!
琉球王国の歴史・文化を象徴する首里城は、沖縄の風土を感じられる貴重な体験ができるので、再建を願うばかりです。
沖縄観光中の移動方法
那覇市街地、沖縄本島の北部から南部まで、自由に移動するにはレンタカーが一般的です。
レンタカーを利用するには、那覇空港周辺でレンタカーを借りることになります。
1階到着ロビーにある「レンタカー送迎車両」の乗り場からシャトルでレンタカーの営業所まで移動してください。
沖縄でレンタカーする時の注意点としては、那覇市内は朝夕の時間帯は渋滞しやすいこと。
混雑時は、沖縄自動車道や那覇空港自動車道を利用すると良いでしょう。
那覇市内は、バスやタクシー、モノレール、レンタサイクルを利用するのもおすすめ。
沖縄は、モノレール以外の鉄道は運行していないため、公共交通機関としてはバスの利用が便利です。
ただし、公共バスも渋滞が発生すると、到着時刻に遅れが出る場合もあります。
心配な方は那覇バス「観光バスツアー」を検討しましょう。
「定期観光バス」は本島南部の観光地を周るルート、美ら海水族館を巡るルートなど、4つのコースがあります。
沖縄のモノレール「ゆいレール」は那覇空港から出発するため、飛行機を降りたらすぐに利用可能です。
那覇の繁華街である国際通り、首里城へもアクセスできるので便利です。
地場を観光するなら、「レンタサイクル」からマウンテンバイク、電動自転車もレンタルするのもおすすめ。
沖縄観光の街歩きの楽しみ方
沖縄県那覇市の観光は、メインストリート「国際通り」を街歩きしましょう。
那覇市の中心部に約1.6km続く国際通りには、沖縄のお土産品店、雑貨屋、飲食店が立ち並び、ショッピングや食事を楽しめます。
2015年にオープンした「国際通り屋台村」は沖縄の食材を豊富に取り入れたメニューが勢揃い。
周辺には商店街がたくさんあり、お土産屋、飲食店など沖縄料理やスイーツを堪能できます。
「第一牧志公設市場」の2階には、ソーキそば、沖縄グルメがあり、珍しい食材や加工品は、お土産にも最適です。
沖縄ならではの色鮮やかな魚、豚肉、ミミガー(豚の耳)、ゴーヤーや島らっきょなど沖縄の食文化は南国ならではのカラフルな見た目がポイント。
ちなみに、国際通りの名前の由来は、沖縄地上戦で亡くなった従軍記者のアーニーパイルの名を冠した「アーニーパイル国際劇場」から来ています。
沖縄観光のアクティビティの選び方
珊瑚礁広がるエメラルドグリーンの海をダイレクトに感じることのできるのはシュノーケリングと体験ダイビング!
ウミガメと泳ぐツアーはシュノーケリングとダイビング初心者に大人気のアクティビティです。
沖縄の美しい景色を海上から眺めることができるシーカヤック、SUP(スタンドアップパドルボード)海釣り・釣り船(フィッシング)、四輪バギーもおすすめです。
沖縄観光の食事の選び方
沖縄グルメといえば、ご当地麺「沖縄そば」はマスト!
麺は小麦粉を使用し、スープは豚骨やカツオベース、豚の三枚肉とかまぼこのトッピング、味付けは、トウガラシを泡盛に漬け込んだ「コーレーグース」、紅しょうが、七味唐辛子がアクセント。
沖縄そばは地域によって特徴が異なり、中太ストレートの平麺に豚肉とかまぼこがのった「宮古そば」、断面の丸いストレート麺に石垣近海の八重山かまぼこが乗った「八重山そば」などがあります。
「ゴーヤチャンプルー」や「ラフテー(角煮)」「じーまーみ豆腐」、「焼き島らっきょう」といった沖縄定番も味わえます。
沖縄観光のお土産の買い方
沖縄の定番土産は「ちんすこう」や「紅いもタルト」があげられます。
首里城近くの「本家 新垣菓子店」、国際通りにある「新垣ちんすこう本舗」は要チェック。
「御菓子御殿」の「紅いも生タルト」は沖縄県産紅いも100%で仕上げた素材を活かした優しい味が人気です。
沖縄観光のシーズンならではの楽しみ方
沖縄でシュノーケリング、ジェットスキーなどのマリンアクティビティを楽しむならば、梅雨の明けた6月下旬頃、7月~8月がおすすめ。
毎年7月の最終土日に開催される「名護夏まつり」は約1000発の花火が打ち上げられます。
冬の沖縄旅行は18度前後、日中は半袖で過ごせるほど暖かいですが、念のため防寒着も持っていきましょう。
慶良間諸島などでは、体長10mを超えるザトウクジラを間近に見る「ホエールウォッチング」を体験できます。
まとめ
沖縄は海のアクティビティから歴史的な建築物まで見どころに溢れています。
ぜひ、効率よく観光スポットを周り、充実した沖縄旅行を実現しましょう。