能登の自然と城下町が美しい石川県金沢市は、都市部からアクセスしやすく、新たに注目されているスポットです。
北陸新幹線が開通し、東京からは約2時間30分、大阪からは特急サンダーバードで2時間40分で到着します。
今度の休日は、金沢市で能登半島ならでは風景を満喫し、美味しいグルメに舌鼓するのはいかがでしょうか?
この記事では、石川観光におすすめの観光5選と街歩きのコツをご紹介しましょう。
石川県の場所
石川観光で絶対に訪れるべき観光地5選
加賀百万石の城下町、金沢市には、季節を問わず美しい景色が見られる「兼六園」、日本海の美しさを堪能する水族館などがあります。
街歩きは「ひがし茶屋街」や「近江町市場」をブラブラ歩いて、加賀藩の栄華を感じながら、 美味しいグルメを満喫するのもおすすめ。
では早速、石川のおすすめ観光スポット5選を見ていきましょう。
①兼六園
金沢市「兼六園」は水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つです。
四季折々の美しさを楽しめる庭園として、国の特別名勝にも指定されています。
10万平方メートルを越える敷地には、池や滝、築山、茶屋が点在し、庭園を回遊しながら立ち寄ることができます。
加賀歴代藩主により長い年月をかけて形作られた兼六園は、江戸時代の代表的な回遊式庭園と呼ばれる様式です。
桜や紅葉、雪吊りなど、四季折々の風情が楽しみながらのんびりと散歩しましょう。
六勝コース(約500m)は40分くらいで、「霞ヶ池」にある栄螺山、内橋亭、徽軫灯籠、虹橋、唐崎松、蓬莱島などの名勝を見ながら、庭景を楽しめますよ。
②のとじま水族館
七尾市「のとじま水族館」はのどかな風景が広がる能登島で海の生き物たちと出会える人気観光スポット。
日本海側最大規模の水槽には、能登半島に回遊している魚500種、約4万点に上る生き物を飼育展示しています。
見どころは、日本海側初の展示となる「ジンベエザメ館 青の世界」です。
能登近海に回遊している大型の魚、ピアノの音に合わせて泳ぐ「マダイの音と光のファンタジア」は迫力満点。
お子様に人気のイルカやアシカショーは豪快なジャンプやダンスが盛り上がります。
「ペンギンのお散歩タイム」や「カワウソのおやつタイム」では、エサをあげたり握手をする体験も人気です。
隣接する「海釣りセンター」では、七尾北湾を眺めながら海釣りもでき、家族みんなで楽しめますよ。
③金沢21世紀美術館
2004年10月9日にオープンした「金沢21世紀美術館」は新しい石川県の観光スポットとして話題。
金沢市の中心部に位置しており、白くて丸い建物は地元民の間では「まるびぃ」の愛称で親しまれています。
国内でもトップクラスの入館者数を誇る現代アートの美術館として、開放感のある建築物が特徴です。
円形の総ガラス張りした館内外は「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトにしています。
「金沢21世紀美術館」は有料の展覧会ゾーン、そして無料の交流ゾーンに分かれています。
先程ご紹介した兼六園の斜め向かいにあるので、一日で周ることができますよ。
金沢屈指の繁華街である片町や香林坊(こうりんぼう)から散歩しながら立ち寄ってみてください。
④ひがし茶屋街
金沢市「ひがし茶屋街」は、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている風情ある古い街並みが魅力です。
「ひがし茶屋街」は金沢文化を代表する茶屋街として近年は外国人観光客にも人気のスポット。
紅殻格子と石畳が続き、和菓子、伝統工芸品、雑貨などの店やカフェなどが充実しています。
街歩きをしていると、江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚になるでしょう。
お茶屋建築の「懐華樓(かいかろう)」は金箔で織られた畳の茶室や輪島塗の階段を見学できます。
最近は、着物をレンタルして「ひがし茶屋街」を街歩きをして楽しむ女性観光客が増えています。
金沢らしい和の趣を感じるフォトジェニックな風景が撮影できるとあって、インスタでも話題です。
情緒溢れる伝統的な町並みをバックに写真撮影をしたらきっと思い出になるでしょう。
格式ある割烹、お洒落なカフェ、伝統工芸品を扱うセレクトショップなどが立ち並び、食事やお土産探しも楽しめます。
⑤金沢城公園
「金沢城公園」は、兼六園とともに石川県が誇る歴史的な観光名所として知られています。
度重なる火災によって、石川門と三十間長屋以外の建物は全て消失しましたが、平成8年(1996年)から一般公開されています。
国重要文化財指定の歴史的建造物には石川門、三十間長屋、鶴丸倉庫、など見どころも多彩です。
夜間開園時間には、幻想的なライトアップがされて城下町のシンボルが一段と輝いています。
石川観光中の移動方法
市内観光をしながら、石川県の温泉や能登半島の海側へ足を伸ばしたいとい方は車が便利です。
金沢駅から車で40分走れば、国内で唯一砂浜をドライブできる千里浜なぎさドライブウェイも通るのでおすすめ。
金沢市内だけを観光する方は、約40分で主要なスポットを周れる周遊バス「城下まち金沢周遊バス」を利用すると便利です。
兼六園周辺エリアへは「兼六園シャトル」、市内を走る「路線バス」などバスを活用しましょう。
※北鉄バス1日フリー乗車券が乗り1日放題は500円(子供250円)
石川の街歩きの楽しみ方
金沢市内は観光スポットが密集しているので、都市部からアクセスしても日帰りで十分に楽しめます。
金沢市「近江町市場(おうみちょういちば)」は約300年続く、庶民の台所です。
狭い路地には、日本海の新鮮な魚介、野菜、果物、漬物、菓子類など約180店舗が並びます。
市場の一角にある「近江町いちば館」には飲食店街も完備しているので、街歩きしながら食事もできますよ。
輪島市「輪島朝市(朝市通り)」は約200軒の露店が軒を連ねる日本三大朝市のひとつです。
毎朝8時頃から新鮮な海産物、干物、野菜、民芸品などが並びます。
ほとんどの商品には値札はないので、値切り交渉するのも街歩き中の楽しいポイント。
朝市名物「えがらまんじゅう」と「いしるせんべい」は要チェックです。
兼六園から車で20分ほど行くと「金沢の奥座敷」と呼ばれる湯涌温泉がありますので、旅の疲れを癒やしましょう。
石川のアクティビティの選び方
石川のおすすめアクティビティはアウトドア派からインドア派まで幅広く選ぶことができます。
口コミで話題の「月うさぎの里」は、うさぎ約50羽を施設内の庭で放し飼いにしているスポット。
入場無料、えさを購入すればカワイイうさぎと遊べるとあって女子に大人気。
お土産のうさぎグッズ、オリジナル銘菓は2,000点以上の品揃えがり、週末は賑わっています。
13万坪の伝統工芸のテーマパーク「ゆのくにの森」では、茅葺き屋根の歴史ある建造物の中で伝統工芸を体験できるアクティビティを開催しています。
石川の食事の選び方
石川県は豊かな自然と歴史ある建築物が多く並び、日本海で獲れた海の幸を堪能できます。
日本海の新鮮な海の幸がたっぷりと味わえる石川県は新鮮な海の幸が人気グルメです。
鮮度抜群の旬の食材「加能ガニ」「甘エビ」「ノドグロ」「岩ガキ」を使った「寿司」や「海鮮丼」はマスト。
金沢生まれの洋食「ハントンライス」、庶民に長年愛されてきた「金沢おでん」、人気急上昇の「金沢カレー」も要チェックです。
野菜や米などの豊かな食材に恵まれた能登半島ならではのグルメも思いっきり味わいましょう。
▶【金沢グルメ】金沢で食べるべきグルメ5選!おすすめのお店も紹介!
石川のお土産の買い方
加賀百万石の伝統工芸品「輪島塗」「九谷焼」「加賀友禅」は、世界中の観光客から人気を集めています。
江戸時代から受け継がれた工芸品の数々は、どれも職人技の光る逸品です。
和菓子のお土産には、独自の製法によって自然な甘味が懐かしい「じろあめ」がおすすめ。
江戸時代から金沢の人に愛されている老舗のあめは純粋な自然食品です。
そのままでももちろん、お料理などの隠し味にも使われています。
「みそまんじゅう」は、味噌味の生地と自家製の白あんが素朴な味わいが人気です。
一度食べたらやめられなくなる美味しさですから、ぜひお土産にどうぞ。
石川のシーズンならではの楽しみ方
石川のおすすめシーズンは厳しい冬が終わる春と紅葉色づく秋です。
桜スポット「兼六園」は、「百万石まつり」や「加賀友禅灯籠流し」などのイベントも開催され、県外からも多くの人が集まります。
夜桜を楽しむなら、ジャケットやマフラーも用意して出かけましょう。
紅葉シーズンは、能登半島の豊富な海の幸を堪能したり、ドライブや温泉など、様々な楽しみ方ができます。
まとめ
石川県金沢市は、風情のある街並みと現代的な感性が混ざり合う魅力ある観光都市です。
東京や大阪の都市部から、日帰りでも楽しむことができますので、ぜひ効率的な旅のプランを実現させてください。