日本旅行は少しでも移動費を抑えて、トータル旅費を安くしたい方は多いのでは?
近年、日本でも格安航空会社LCCが多く参戦して、ますます日本旅行の移動費が安くなっています。
今回は、日本旅行で使えるLCCの種類と特徴をまとめてみました。
高速バスの運賃ほど安い飛行機もあるので見逃せませんよ。
日本旅行を安く行きたい外国人の方はぜひ参考にしてみてください。
日本国内の移動手段ってどんなものがあるの?
「JTB訪日旅行重点15カ国調査」によれば、外国人旅行者は日本国内で幅広い交通機関を利用しています。
長距離移動は飛行機・新幹線、日本旅行が初めての方は旅行会社のバスツアーが人気です。
日本旅行リピーターの方には、街中を手軽に移動できるレンタサイクルも需要が高いです。
そして、近年人気急上昇中なのが格安航空会社LCCの存在です。
日本国内を移動するならLCCがベスト
格安航空会社LCCとは「Low Cost Carrier」の頭文字を取り、コストを削減して低価格の航空券を提供している航空会社のことです。
「日本航空(JAL)」や「全日空(ANA)」はレガシーキャリア・FSC(Full Service Carrier)と呼ばれる航空会社です。
一方でLCCは、飛行機の運行を人気路線に限定し、機内食や預け手荷物などのサービスを有料にすることで格安を実現しています。
LCCはアメリカの航空自由化によって誕生し、ヨーロッパを始め、世界各国で航空規制緩和が進んでいます。
ほとんどのLCCは旅行代理店では航空券を販売しておらず、オンライン予約のみとなっています。
国内のLCCを紹介
日本では成田空港をハブ空港とするLCCが多く、札幌、福岡、沖縄、松山、大分、高松など地方空港への路線も続々と増えています。
Jet Star Japan(ジェットスタージャパン)
国内最大手のLCC「ジェットスター(JJP)」は国内はもちろん、海外への格安航空便も豊富に揃う格安航空会社です。
元々オーストラリアのLCCでしたが、「ジェットスタージャパン」はJALと共同設立して誕生しました。
平日やオフシーズンはさらに格安になるので、目的地が決まっていない方も要チェック。
LCCでも機内サービスで軽食があるので、サービスの良さにも定評があります。
ジェットスターは沖縄・北海道・福岡などの路線の便数が多く、万が一欠航や遅延が起こっても、次の便に振り替えされるので便利です。
ただし、搭乗時間には厳しく、遅れた場合は置いていかれてしまうので時間厳守をお忘れなく。
AIR DO(ADO)
「AIR DO(ADO)」は北海道から生まれたLCCです。
元々は北海道国際航空という名前でしたが、北海道資本の格安航空会社として全日空(ANA)の傘下に入り生まれ変わりました。
LCCの中では航空券は高めですが、北海道の就航本数が多く、北海道に特化したサービスが自慢です。
3日前までに航空券を予約して購入すると割引される「Doバリュー3」サービスも要チェック。
機内では、珈房サッポロ珈琲館のオリジナルブレンドコーヒー、北海道産のごぼうを使ったあったかごぼうスープが無料で提供されます。
Peach(APJ)
「Peach(ピーチ)」は大阪の関西国際空港を拠点とするLCCです。
全日空(ANA)と香港投資会社の共同事業として誕生した日本初の格安航空会社です。
航空券の種類は、出発日が決まっている場合は「ハッピーピーチ」、未定の場合は「ハッピーピーチプラス」の2種類あります。
例えば、大阪から東京までの便は「ハッピーピーチ」ならば最安値で3,390円、「ハッピーピーチプラス」ならば5,790円の安さです。
赤ちゃん連れや高齢者と一緒のご家族様には、隣にある空きスペースを使える「スペースオプション」(別料金2,000円)も便利です。
Peachのオフィシャルのクレジットカード「Peach Card」の保有者は航空券の割引を受けられます。
ソラシドエア(SNJ)
宮崎県に拠点を置く「ソラシドエア(SNJ)」は九州方面の就航便が多いLCCです。
搭乗日前の80日、60日、35日、28日、14日、7日前の10:30頃からは「カケコミWEB割」が発表されます。
搭乗日前日までにインターネット予約・購入すると割引が受けられます。
東京〜鹿児島間も15,000円台で見つかるので急な出発が決まったら早めにチェックしましょう。
ソラシドエアのクレジットカード「SolaseedAirカード」保有者はマイルが貯まり、さらにお得に。
スターフライヤー(SFJ)
北九州発のLCC「スターフライヤー(SFJ)」は高級感ある内装とサービスに定評があります。
漆黒のボディと全席革張り、座席に液晶画面が付いており、機内ではタリーズコーヒーがおかわり自由、LCCとは思えない心地よさです。
搭乗日までの日数に応じて割引される「そら旅割」があります。
Airasia Japan(エアアジアジャパン)
「エアアジア・ジャパン」は中部国際空港を拠点とするLCCです。
マレーシア最大のLCC「エアアジア」によって設立され、国内路線は名古屋〜札幌(新千歳)を運行しています。
期間限定の「プロモーション」と「通常運賃」があり、時期や便により価格が変動します。
座席指定は普通の座席の「スタンダードシート」と非常口座席の「ホットシート」があります。(別料金600万円〜900円)
▶Airasia Japan(エアアジアジャパン)公式サイト
Spring Japan(春秋航空日本)
「スプリングジャパン(SJO)は、中国に拠点を置く「春秋航空」が運行しているLCCです。
国内では茨城空港を拠点とし、関東・九州間の就航数に力をいれています。
座席指定と機内食は有料ですが、預け入れ荷物か20キロを上限とする料金体制もあり、荷物が多い方にもおすすめ。
スカイマーク(SKY)
「スカイマーク(SKY)」は国内線・国際線ともに就航している利便性が高いLCCです。
早く予約すると割引になる早割、シニアや子供料金の割引など豊富な割引制度を行っています。
長時間のフライトでも疲れにくいゆったりとした座席にも定評があります。
近年は国際線チャーター便と国内線の路線数が増える見込みです。
日本国内のLCCで気をつけること
格安航空会社LCCは日本国内を安く移動できますが各社のルールにより、追加料金が発生するので注意が必要です。
例えば、機内に持ち込める手荷物にも制限があるため7kg以内にしておくと安心です。
LCCのフライトは遅延が多いので、翌日のスケジュールに支障が出ないように余裕を持って行動しましょう。
まとめ
日本ではLCC(格安航空会社)の各社競争が激しくなっており、価格やサービスも充実しています。
日本旅行の移動費を抑えて、日本各地を訪れたい方は、LCCのフライトをチェックしてみてください。