京都は日本の古都を感じる街並みや寺社の数々が多くあり、日本有数の観光地として知られています。
祇園の石畳の上を歩けば、時代がタイムスリップしたかのように優雅な気分に浸ることがてきるでしょう。
京都は季節に関わらず、四季それぞれの美しさや風情を楽しめるので、何度訪れても新たな発見があります。
今回は、世界中の観光客を魅了する京都のおすすめ観光スポット8選と街歩きのコツをご紹介しましょう。
京都府の場所
京都観光で絶対に訪れるべき観光地8選
京都は国内外から年間およそ約8500万人を超える観光客が訪れる世界的な観光地です。
京都に到着したら、祇園エリアを街歩きや食事をしたり、清水寺、金閣寺(鹿苑寺)、北野天満宮 といった有名な寺院を巡りましょう。
京都市外に足を伸ばすと、嵐山エリアや貴船エリアなどで自然美を堪能しながらアクティビティも楽しめますよ。
国宝の平等院鳳凰堂を擁する宇治市や日本三景の一つ天橋立がある宮津市など見どころは尽きません。
①伏見稲荷大社
「伏見稲荷大社」は赤い千本鳥居が長く続く、幻想的な風景が多くの観光客を惹きつけています。
伏見稲荷大社の本殿から奥の院に向かう参道は写真映えする人気の撮影スポットとして有名です。
山全体が神域とされる伏見稲荷大社は至るところで大小の千本鳥居を見つけることができます。
稲荷神社の鳥居の朱色は「稲荷塗」と言われており通るときは願い事を唱えると良いとされています。
山の通路は舗装されていますが、登り道は滑りやすいので歩きやすい服装と靴で訪れましょう。
伏見稲荷大社は24時間参拝でき、夜はライトアップされて赤い鳥居の違った雰囲気を楽しめます。
②清水寺
初めて京都に訪れたら必ず立ち寄りたいのが、ユネスコ世界遺産にも登録されている「清水寺」です。
京都観光の中でも特に国内外の観光客に人気の高い寺院です。
見どころは、「清水の舞台」で知られる国宝の本堂舞台、重要文化財に定められた国内最大級の三重塔など。
清水寺の参道である二年坂と三年坂には、お土産屋さんや京都の雑貨店、グルメが立ち並びます。
毎年8月9日~16日には「千日詣り」が行われ、日頃は公開されない本堂の内々陣が特別公開されます。
清水寺は桜や紅葉の名所でもあり、本堂舞台から眺める風景は息を呑む美しさです。
夜間特別拝観も定期的に行われていますので、季節や時間に合わせて異なる表情を楽しみましょう。
③祇園・東山
京都市内で最も観光地スポットが凝縮されているのが祇園・東山エリアです。
祇園・東山エリアには、清水寺や八坂神社などの有名な寺院のほか、円山公園で街歩きも楽しめます。
京都の観光の中心地として、趣のある景観が残っており、写真映えする素敵な風景を味わえます。
祇園・東山エリアは、抹茶や和菓子を使ったスイーツ店やフォトジェニックなスポットが多いです。
街中で舞妓さんに遭遇することもあり、京都らしい街並みはシャッターチャンスに溢れています。
桜シーズンの3月下旬~4月下旬と紅葉シーズンの11月上旬~12月上旬は混み合いますが景色がキレイなのでおすすめです。
途中で昼食やカフェ休憩しても2〜3時間で周ることができますよ。
④金閣寺(鹿苑寺)
黄金に輝く「金閣」は室町幕府三代将軍・足利義満によって創建されました。
正式名称は「鹿苑寺」といい、金箔20万枚を使った優雅な姿は世界中の人から注目を集めています。
三階建ての金の楼閣で三層からできおり、初層にだけ金箔が貼られていないのが特徴的です。
金閣寺から歩いてすぐの場所に国登録有形文化財のレトロ銭湯「船岡温泉」があります。
美術館のようなモダンでレトロな内装は京都らしく独特の雰囲気が外国人観光客にも人気です。
金閣寺道入り口には金箔をデコレーションしたキラキラの「金閣ソフト」も味わってみてください。
バニラ、抹茶、ミックスの3種類あり、見た目が華やかなソフトクリームです。
⑤八坂神社
約1800年の歴史がある「八坂神社」は、ご利益のあるパワースポットとして若者に大人気。
京の都の守り神として、厄除け・疫病・病気・家内安全・良縁成就・商売繁昌・開運成就などのご利益があると言われています。
7月1日から1ヶ月間は、日本三大祭のひとつ「祇園祭」は大いに盛り上がり、ユネスコ無形文化遺産に登録されており必見です。
隣接する円山公園は、散策道が整備されており、日本庭園、料亭、茶店が並び、春のお花見シーズンは
しだれ桜を見ようと多くの観光客で溢れます。
⑥京都御苑
京都市の中心部に位置する京都御苑は、環境省が管理している国民公園です。
明治天皇が東京遷幸されるまでの500年の間、京都御所は歴代天皇陛下の居住地である皇居でした。
昭和22年からは、広く一般に開放されており、苑内は24時間開放されています。
約4kmの広大な公園の中には、梅、桜、桃、モミジなど約5万本の樹木が四季折々の表情を見せています。
⑦元離宮二条城(二条城)
京都市中京区にある「元離宮二条城」は江戸時代に3代将軍の徳川家光が完成させた城です。
京都が誇る世界遺産でもあり、東京ドーム約7個分の敷地内には、障壁画、彫刻が見事な唐門などが見どころが満載です。
唐門は2011年から約2年かけて、彫刻や飾金具の修理、漆の塗り替え、檜皮葺の葺き替えなどの修復工事が行われ、色鮮やかさが蘇りました。
二条城は春になると、庭園内は桜が咲き華やかな雰囲気に包まれます。
⑧三十三間堂
三十三間堂 (サンジュウサンゲンドウ)の正式名は蓮華王院です。
それぞれ表情の異なる1001体の千手観音立像は目を奪われること間違いなし。
このお寺は1164年、後白河上皇の離宮に建てられた仏堂から始まり、平清盛が造進しました。
この世で苦しんでいる人々を救済するため、観音様が33の姿に変身したので、三十三間堂と言われるようになったのです。
毎年1月中旬に江戸時代から伝わる人気行事「通し矢(大的大会)」は弓矢の技を競われ賑わいます。
大的大会と同日に行われる「お加持(おかじ)」はインドから伝わった修法です。
京都観光中の移動方法
1200年の歴史を誇る京都は多くの寺社仏閣があり、一度にまとめて訪れたいと思う方は多いでしょう。
京都は「碁盤の目」とも呼ばれる平安京の頃の町並みが残っており、大規模な開発は避けられています。
他の大都市と比較すると交通手段の種類が少なく、地下鉄が少ないことを覚えておきましょう。
京都市内を移動する方法は、京都市営の「市バス」と民営の「京都バス」が一般的です。
「1日乗車券」は1日600円で乗り放題となり、京都バスと市バス両方に乗れるので観光客に最適です。
京都を走る電車は、南北を走る烏丸線と東西を結ぶ東西線があり、バスが混雑時に役立ちます。
「京都観光一日乗車券」を活用すると、市営地下鉄全線、市バス全線、京都バスは指定区間内が900円で乗り放題になります。
京都街歩きの楽しみ方
京都の街歩きは、新旧が融合する京都随一の繁華街「三条・四条」へ出掛けてみましょう。
おしゃれな飲食店やカフェ、老舗の和菓子店も多く残り、京都らしい雰囲気があります。
京都市中京区「錦市場」は京都の台所と呼ばれる食のエンターテイメントです。
狭い通りの両側には、京料理の食材、鮮魚、生鮮食品、加工食品など130店が並びます。
試食ができるお店や食べ歩きも楽しめますので、街歩きに最適です。
京都の街歩きは、お茶処、宇治の抹茶、和三盆を使った和スイーツも見逃せません。
京都でアクティビティの選び方
今京都で人気のアクティビティは、本格平安装束の十二単を体験できるプランです。
平安時代の貴族衣装に身を包んで写真撮影すれば良い旅行の思い出になりますね。
アクティビティ派の方には、世界屈指の景勝地「嵐山」でのSUP(スタンドアップパドル)をチェック。
山紫水明な嵐山の美しい水辺と雄大な大自然と歴、史的重要文化財を同時に堪能できますよ。
近くの嵐山温泉「嵐山温泉 風風の湯」では、心身ともに旅行の疲れをリフレッシュしましょう。
京都の食事の選び方
京都は昔から良質な地下水が豊富なため、豆腐作りに適した土地として有名です。
京都の水は硬度が低く鉄分が少なく、豆腐の味をより一層まろやかにしてくれます。
京都には、厳選された大豆を使い、京都の地下水で作られた湯豆腐の老舗が多くあります。
創業1635年「奥丹 南禅寺店」はお座敷席からは美しい庭園を眺めながら大豆の味が濃厚な湯豆腐を堪能できます。
京都には老舗のお茶屋さんも多く、本物の宇治抹茶を使った抹茶スイーツやパフェは絶品です。
▶【京都グルメ】京都観光で絶対に食べたいご当地グルメ6選!【おすすめレストラン】
京都のお土産の買い方
京都は至るところにお土産屋さんがありますが、おすすめのエリアは「祇園商店街」です。
八坂神社と川端通りを繋ぐ四条通り沿いには京都らしい雑貨店やお土産屋さんが立ち並んでいます。
あぶらとり紙が有名な「よーじや」や京飴が有名な「祇園まるん」京扇子「舞扇堂」などがあります。
嵐山エリアの「嵐山商店街」では、和菓子、民芸品、和装小物まで多くの京土産が見つかります。
シーズンならではの楽しみ方
京都は、四季折々の魅力があり、季節ごとに楽しみ方があります。
陽ざしがあたたかくなり桜が咲く頃は3月~4月の春シーズン。
京都の桜の名所は、神社仏閣、市内の公園で桜の風景を見ることができます。
春の京都は20度前後まで気温が上がりますが、朝晩は冷えるのでジャケットが必要です。
爽やかな初夏になる5月~6月は、青もみじやあじさいなどが見頃になります。
雨が多くなりますが、観光客に人気の伏見稲荷大社は雨に濡れた街並みがしっとりと美しく、混雑を避けられます。
京都は四方が山に囲まれた盆地のため、夏の7月~9月は蒸し暑いですが、日本三大祭の一つ「祇園祭」は必見です。
秋シーズンの10月~11月は紅葉が最高に美しく、一年で最もおすすめの時期です。
冬の12月~2月は寒さが厳しく氷点下になり、雪が積もることがあります。
神社仏閣の石段は雪で滑りやすいのでお気をつけください。
まとめ
京都は年間を通して、様々な美しい風景を味わえるのが魅力です。
歴史的名所や神社仏閣を見たら、四季折々の豊かな自然やおいしいグルメも堪能しましょう。
バスや地下鉄、タクシーを使えば京都市内を効率よく周ることができます。
ぜひ、素敵な京都旅行を実現してくださいね。