九州地方のもっとも南に位置する鹿児島県は南国ならではの独自文化を築いてきました。
古くから温泉地として知られており、風情ある温泉街には日帰りや趣のある旅館が立ち並んでいます。
この記事では、鹿児島県のおすすめ観光スポット、鹿児島の街歩きのコツをご紹介しましょう。
鹿児島の場所
鹿児島県は九州の最南端、鹿児島市は薩摩半島の中西部にあります。
東側は薩摩半島に山地が連なり、西側が海岸平野で形成されています。
市街地を含む平野は鹿児島特有の火山灰台地となっており、白砂青松の吹上浜は「日本の渚百選」に選ばれています。
鹿児島観光で絶対に訪れるべき観光地6選
熊本には薩摩を代表する西郷隆盛が愛した「霧島温泉郷」や「指宿温泉」など様々な温泉があります。
鹿児島を象徴する観光スポット「桜島」、鹿児島のご当地グルメ「黒豚・黒牛」も外せません。
世界遺産「屋久島」、絶景スポット「奄美大島」も要チェックです。
①桜島
鹿児島のシンボル的存在の「桜島」は北岳・中岳・南岳と相接している複合活火山です。
桜島は標高1117m、周囲約52km、錦江湾に浮かんでいる桜島は大きくそびえ立ち、迫力満点です。
古代から噴火の記録が数多く残っており、1914年の大噴火によって大隅半島と陸続きとなりました。
桜島は日本の地質百選、特定16火山にも選ばれており、一年中観光客が訪れています。
鹿児島港~桜島港間を15分で結ぶ「桜島フェリー」または桜島港への片道運航「よりみちクルーズ船」を利用しましょう。
②霧島神宮
「霧島神宮」は南九州屈指のパワースポットとして多くの参拝者が訪れています。
霧島神宮は境内と参道周辺の至るところに運気を上げるパワースポットが点在しているのです。
西日本一の高さを誇る大鳥居を抜けて早朝に参拝すると、黒い森の参道を清浄な空気に包まれます。
③奄美大島
鹿児島と沖縄本島の中ほどに位置する「奄美大島」は豊かな自然と海に囲まれた島です。
奄美大島の面積は沖縄本島の60%程ありますが、人口は約6万人程度と少ないです。
金作原(きんさくばる)原生林は国の天然記念物のルリカケスが生息し、「あやまる岬」ではサンゴ礁を見渡せます。
④仙巌園
1658年、第19代当主島津光久によって築かれた島津家別邸「仙巌園(せんがんえん)」は日本を代表する大名庭園の一つです。
錦江湾や桜島をを望む雄大な庭園には殿様が暮らした御殿があり、内部には細かい装飾が施されています。
2015年に世界文化遺産の構成資産に登録されてから多くの観光客が訪れています。
仙巌園のとなりにある薩摩切子工場では伝統工芸の島津薩摩切子制作を体験できます。
⑤知覧特攻平和会館
「知覧特攻平和会館」は知覧特攻基地から出撃した1036人の若い隊員たちが残した遺影、遺書、手紙、遺品を展示しています。
出撃直前の隊員たちの生活を肌で感じながら、戦争の悲惨さと平和の尊さについて深く考えさせられます。
⑥百合ヶ浜(与論島)
「百合ヶ浜(ゆりがはま)」は太陽の光を受けて輝くエメラルドグリーンの海の色が美しい純白の砂州です。
正式名称は「与論島(よろんとう)」といい、地元の島の方は「ヨロン」と呼んでいます。
春から夏にかけて、中潮から大潮の干潮時だけに大金久海岸の沖合い約1.5kmに浮かぶ砂浜です。
1日に数時間しか現れない幻の浜ですから、貴重な体験となること間違いありません。
島内の移動はツアーの無料送迎、タクシーレンタカーを利用しましょう。
鹿児島観光中の移動方法
鹿児島市内の観光には市電や市バスを使うと便利です。
一日乗車券鹿児島市内の市電、市バス、カゴシマシティビューの一日中乗り放題の乗車券があります。
一日中乗り放題の乗車券は大人600円、観光施設の入館料が割引になるパスポート付きです。
カゴシマシティビューは鹿児島市内の主要観光スポットを周回しているバスです。
市営バス、市電、桜島フェリーを一枚のチケットで利用できるチケットは1日券は大人1,200円、2日券は大人1,800円です。(入館料の割引の特典付き。)
鹿児島観光の街歩きの楽しみ方
鹿児島中央駅は桜島の西に位置する九州新幹線の終着駅です。
西郷隆盛銅像の横には観光案内所が設置されており鹿児島の街歩きガイドも常駐しています。
商業施設「アミュプラザ鹿児島」駅でお土産探しをしたり、構内の「えきマチ1丁目鹿児島」はご当地グルメが揃います。
地元ガイドに鹿児島の魅力を教えてもらいながら歴史や文化に触れましょう。
鹿児島観光のアクティビティの選び方
鹿児島でアクティビティをするならば、屋久島でダイビングや登山がおすすめ。
屋久島の美しい海をダイビング、日帰り縄文杉、白谷雲水峡のハイキングは初心者にも最適です。
登山アイテムは無料レンタルがあるので手軽に参加することができます。
鹿児島観光の食事の選び方
「かごっまふるさと屋台村」では鹿児島の食材を使った郷土料理が味わえるお店が揃っています。
錦江湾の名物「キビナゴ」は丁寧に骨と内臓が取り除かれており、焼酎との相性バッチリ。
▶【鹿児島グルメ】鹿児島観光で絶対に食べたいご当地グルメ7選!【おすすめのレストラン】
鹿児島観光のお土産の買い方
鹿児島中央駅前電停から10分、鹿児島一の繁華街「天文館」には色々なショップ、カフェ、ホテルが並んでいます。
商店街やデパート、小売店が多く、鹿児島のお土産探しに最適なスポットです。
地元で親しまれているデパート「山形屋」の地階食品フロアには、「かるかん」や「さつま揚げ」があります。
中国のちまきが元となっている「あくまき」はきな粉や黒蜜をかけて食べる鹿児島県の郷土料理です。
さつまの素材で作った「白くま親子のクランチチョコ」「白くまどんのサンドクッキー」もチェック。
鹿児島観光のシーズンならではの楽しみ方
鹿児島の年平均気温は18度、夏場は30度を超える日が多く、南国の陽気です。
一部亜熱帯気候の地域も含み、屋久島には冷温帯もあるため、3つの気候帯が属しています。
降水量は6月から8月の夏場に多く、冬でも降雪はほとんどありません。
鹿児島は温暖な気候のため、春は桜の開花も早く、各地で美しい桜を眺めながらお花見を楽しめます。
まとめ
本土最南端の鹿児島は活火山の桜島を有する自然豊かな観光スポットが多くあります。
有名な黒豚を味わったり、屋久島でスキューバダイビングをしたり、温泉でゆったり過ごしたり、楽しみ方は様々です。
ぜひ、鹿児島県の魅力あふれる観光スポットを巡って新しい発見をしてみてください。