岩手県の県庁所在地「盛岡市」は、桜の名所「盛岡城跡」、リアス式海岸が作り出した海の景勝地など人気の高い観光地が多くあります。
岩手の定番の観光スポット「平泉」や「花巻温泉」も見逃せません。
岩手は積雪量も多いので、冬はスキーも楽しむことができ、四季を通じて魅力あふれる県です。
この記事では、宮沢賢治の童話の舞台にもなった岩手県のおすすめ観光スポット5選をご紹介しましょう。
岩手県の場所
岩手観光で絶対に訪れるべき観光地5選
岩手県は、沿岸部、県の中央、南部、北部のそれぞれのエリアに様々な観光名所があります。
①フラワー&ガーデン森の風
2014年7月26日にオープンした「フラワー&ガーデン森の風」は、日本最大級の本格的ガーデニング公園です。
広大な敷地面積(23,191㎡)には、数百種類の植物、水の流れる渓谷、にぎやかな野鳥など、四季折々の美しい彩りを感じられる場所。
1Fの森の渓谷は4つのエリアあり、3F森の丘は芝桜・バラ・ネモフィラといった四季折々の美しい花を咲かせ、見ているだけで癒やされる空間です。
周辺の山と緑も眺められる展望台には「恋人の聖地」としても知られる「愛と幸福の鐘」があります。
爽やかな風に吹かれながら、プロポーズする場所として、早くもカップルの新スポットに。
「鶯宿温泉 ホテル森の風 鶯宿」を併設しているため、宿泊して存分に満喫することもできます。
カラフルな花々に囲まれた空間はインスタ映えすること間違いなしです。
園内をのんびりと散歩しながら、鑑賞するのがおすすめの楽しみ方です。
毎年11月〜翌年1月はガーデンイルミネーションを開催し、庭園に34万球がライトアップされて一段と幻想的な美しさが増しています。
②夏油温泉・湯元夏油
岩手県北上市にある山奥の秘湯「夏油(げとう)温泉・湯元夏油」は日本を代表する露天風呂です。
全国名湯百選にも選ばれている「夏油温泉・湯元夏油」には渓流沿いに露天風呂が4つあります。
湧いた湯が空気に触れる前に、体に当たるため、最高に新鮮な湯として有名です。
湯船の底から湯が涌く「足元湧出温泉」と呼ばれ、日本を代表する秘湯の一つに数えられています。
温泉に入りながら、水面にブクブクと泡が湧いているのが見えるのも楽しいポイント。
「夏油温泉・湯元夏油」は4つの極上の温泉を全て周る「露天風呂めぐり」が名物です。
栗駒国定公園の北端、ブナの原生林に囲まれた夏油渓谷に臨む奥深い秘湯に、ぜひ立ち寄ってみてください。
それぞれ浴場が離れているので、日帰りの方は軽装で巡り、宿泊客は浴衣で湯めぐりしましょう。
③浄土ヶ浜
宮古市「浄土ヶ浜」は三陸復興国立公園にある三陸を代表する景勝地です。
鋭く尖った白い流紋岩が立ち並び、緑色の松、白い岩肌、青い海のコントラストはまさに絶景です。
宮沢賢治も眺めたという浄土ヶ浜は、「日本の水浴場88選」、「日本の快水浴場百選(海の部特選)」にも選ばれている定番の観光スポット。
毎年、夏になると県外からも海水浴で賑わい、神秘的な「青の洞窟」を巡るさっぱ船、遊覧船での湾内クルーズも人気です。
今から約5200万年前の古第三紀に火山岩からできた白い岩は一見の価値がありますよ。
④平泉
「平泉」は2011年、日本国内で12番目の世界遺産登録され、今は岩手県を代表する観光スポットとなりました。
平泉は岩手県南西部に位置し、かつて奥州藤原氏が一大勢力を誇った地域として有名です。
東北の地に花開いた独自の文化を堪能することができる貴重な文化遺産といえます。
唯一の現存にして、平泉の象徴「金色堂」は、木材を瓦形にして葺く木瓦葺きの宝形造り、他の部分には全面に金箔が押されてこり豪華絢爛。
マルコ・ポーロが「東方見聞録」に記した「黄金の国ジパング」は、平泉だったと言われています。
東北地方では初の文化遺産として、中尊寺や毛越寺などを一目見ようと、連日多くの観光客で賑わっています。
⑤小岩井農場(丸谷地)
JR盛岡駅から車で約30分走ると、盛岡市に隣接する雫石町に「小岩井農場(丸谷地)」があります。
小岩井ブランドのたまご、牛乳、乳製品などは全国で人気があり、「小岩井農場」は岩手の人気観光スポットにもなっています。
明治時代に誕生した民間農場は、2019年で128周年を迎え、歳月をかけて育まれた農場です。
広大な敷地は東京ドーム約640個分にあたる3,000ヘクタール、小岩井農場のツアーや施設見学、体験教室を楽しめます。
「まきば園」では、動物と触れ合ったり、ひつじショー、乗馬体験、トロ馬車があり、お子様連れファミリーに大人気。
アクティビティはちびっこボートやアーチェリーなど10種類もの豊富なラインナップも嬉しいですね。
ガイド付きの大自然ツアーは、一般非公開ゾーンにも入れるので参加してみる価値がありますよ。
岩手観光中の移動方法
岩手観光は一人旅の場合は、新幹線や高速バスな移動手段でも問題ありませんが、家族旅行ならば車移動の方が快適です。
盛岡市市内の移動は、観光バスまたはレンタカーで移動しましょう。
岩手県交通が運行している盛岡都心循環バス「でんでんむし」は盛岡駅始発で毎日42回運行しています。
乗り放題でリーズナブルな一日フリー乗車券は大人100円、子供(小学生以下)50円です。
盛岡駅前バス案内所2番窓口のバスセンター・プラザおでって2F窓口で購入できます。
岩手の街歩きの楽しみ方
盛岡の観光案内センター「プラザおでって」は盛岡市街中心地の大通商店街から徒歩10分にあります。
盛岡広域の観光案内や英語対応可能な観光案内所として、街の賑わいの中心となっています。
城下町の風情が残る盛岡市は、明治・大正期の街並みやレトロな建物を眺めながら街歩きをしましょう。
石川啄木や宮沢賢治ゆかりの地もあり、静かな佇まいのカフェはホッできる優しい雰囲気があります。
伝統の技の体験など地元の人たちと触れ合えば楽しい盛岡街歩きとなるでしょう。
岩手のアクティビティの選び方
岩手県・宮古市、三陸海岸の浄土ヶ浜では家族揃ってシーカヤック体験が人気です。
浄土ヶ浜流紋岩と呼ばれる白い岩肌の迫力を間近で感じながら、豪快な三陸海岸の魅力を堪能しましょう。
岩手・田野畑ではサッパ船と呼ばれる小型漁船に乗り、陸中海岸の断崖景観を楽しめます。
岬の大穴と岩礁をくぐり抜けると、真下から見える高さ200mの断崖は一見の価値あり!
東北・八幡平ではスピードが快感なマウンテンバイクライドをチェック。
初心者もガイド付きで安心、経験者は本格的なダウンヒルに大満足できるでしょう。
岩手の食事の選び方
麺好きの人は岩手県のご当地グルメ「岩手三大麺」を制覇しましょう。
小さなお椀のおそばをおかわりする「わんこそば」、牛骨や鶏ガラなどを使用した「盛岡冷麺」、平麺の上に肉みそが乗った「じゃじゃ麺」です。
「わんこ」とは岩手の方言で「お碗」のことで、お店によって油をベースに煮込むひっつみ、あんこや雑煮のもち料理、団子や餅にした雑穀など、種類は様々あります。
日本有数のサンマ水揚げ量を誇る大船渡港には、三陸の海の幸を味わえる「大船渡さんまら~めん」があります。
脂ののったサンマとコクのあるスープ、歯ごたえのある麺は盛岡市内に多く出店しており人気です。
岩手のお土産の買い方
盛岡でお土産を買う場所は、盛岡駅エキナカがおすすめです。
アクセスも抜群な盛岡駅構内には、1階から2階まで多くのお土産屋さんが並んでいます。
盛岡駅ビルのフェザンでは、南部せんべいなどの定番銘菓から最新スイーツまで豊富な種類から選べるのがポイント。
小山製麺 「お椀付わんこそば」は、岩手の伝統工芸品「秀衡塗」風のお椀に岩手のゆるキャラ「そばっち」が入ったわんこそばセット。
ぴょんぴょん舎「盛岡冷麺」のセットは、コシの強い麺とあっさりとしたスープが自宅でも味わえるとあって人気です。
岩手のシーズンならではの楽しみ方
岩手盛岡市のおすすめ観光シーズンは、花が咲き緑が多くなる新緑から夏の時期です。
からっと爽やかな気候が期待できる紅葉の秋も観光のベストシーズン。
真夏の7〜8月は、地底湖や鍾乳石の幻想的な雰囲気を満喫するには盛岡から離れているので、気温がグンと下がっているので長袖も必要です。
まとめ
今回は岩手県盛岡のおすすめ観光スポット街歩きのコツをご紹介しました。
岩手には、世界遺産に選ばれた定番スポットから、食べ放題のわんこそばなど、楽しみは色々あります。
ぜひ、行きたいスポットを押さえて素晴らしい旅を実現させてください。