日本国土の約22.1%を占める大きな北海道には、大自然の魅力溢れる観光スポットが満載です。
人気都市の札幌・函館・小樽は、歴史的建築物や海鮮グルメを堪能できる人気のエリアです。
温泉が豊富な登別温泉、ラベンダー畑に癒やされる富良野、知床世界自然遺産など、見どころは尽きません。
この記事では、北海道観光で必ず抑えておきたい人気のスポット、街歩きのコツをご紹介しましょう。
北海道の場所
北海道観光で絶対に訪れるべき観光地5選
家族、友人同士、カップルで楽しめる北海道の人気観光地、厳選5選をチェックしましょう。
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)
北海道のシンボル的存在といえば、1888年(明治21年)に完成した「北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)」です。
外壁の赤い星が開拓使を表し、アメリカ風ネオ・バロック様式のデザインを取り入れた洋風建築物として貴重な建物です。
国の重要文化財にも指定されており、多くの建築資材に道産品を使用しているのが特徴です。
館内は北海道の歴史を知る資料、展示物が展示されており、無料で見学することができます。
ボランティアスタッフのガイドから、明治時代のガラスや寒さ対策の二重扉などの詳しい説明があります。
函館山展望台
函館山展望台は、北海道の函館市にある絶景スポットで、函館市内と函館港を一望できます。
山の頂上には展望台があり、特に夜景は日本でも有名です。
夕暮れ時に訪れ、都市の明かりが点灯する瞬間を楽しむことができます。
展望台にはロープウェイやケーブルカーでアクセスでき、観光客にとって不可欠な函館の観光スポットです。
登別温泉(のぼりべつおんせん)
北海道を代表する温泉地、「登別温泉」は火山性景勝地である地獄谷を源泉とした温泉地です。
硫黄泉、明ばん泉、鉄泉、重曹泉、ラジウム泉など9種類の泉質が湧き出す温泉郷です。
日和山の噴火活動によってできた爆裂火口跡の登別地獄谷には、吹き上がる湯けむりと共に1日約1万トンの温泉が湧き出ています。
周辺には、昔からの温泉宿や店が立ち並び、赤鬼や、青鬼、親子鬼、地蔵鬼といった登別のシンボルが至るところで見られます。
大湯沼川沿いの探勝歩道にある天然足湯は、いつも多くの観光客で賑わっています。
室蘭港の夜景
室蘭港は、本州と北海道を結ぶ海陸交通の要衝として発展し、夜景鑑賞地としても新たな人気のスポットとなっています。
港内を囲むように広がる工場群と白鳥大橋のイルミネーションの明かりは、幻想的な夜景を楽しめる場所です。
夜景を眺めることのできる展望台も多くあり、観光客には、工場夜景を楽しむ夜景見学バス、ナイトクルージングも人気です。
市内で一番高い標高200メートルの測量山展望台からは、室蘭港すべてを一望でき、日本夜景遺産にも選ばれています。
ライトアップされた白鳥大橋、港の周囲に集まる工場の作業のライトは室蘭港を明るく照らします。
他にも、白鳥大橋展望台、八丁平展望台、祝津公園展望台、潮見公園展望台などがあり、それぞれ違った角度から夜景を楽しめます。
旭山動物園
行動展示型の動物園として知名度の高い「旭山動物園」は、下から動物を見ることができる人気のポイント。
北極圏の動物を中心に約110種を飼育しており、動物本来の能力が観察できる展示方法が特徴的です。
巨大プールに飛び込むホッキョクグマ、アザラシの泳ぎを間近に観察できる円柱水槽は必見!
ペンギン館の水中トンネルでは、頭上をペンギンが飛んでいるような、スピードの速さに驚きます。
こども牧場には世界最小のアヒルがいて、とても可愛いので要チェックです。
十勝川温泉
河東郡にある北海道遺産の名湯「十勝川温泉」は植物性モール温泉として北海道遺産に選定されています。
一般的な鉱物性温泉よりも植物性の有機物を多く含み、モール温泉は世界でも貴重です。
肌をすべすべにする皮膚再生作用があり、美人の湯として知られており、女性に人気があります。
温泉街(十勝川温泉観光協会)は電動自転車の貸し出しもしており、家族でサイクリングもおすすめ。
モール温泉を利用した加工品のお土産や豆製品、新鮮な野菜も堪能しましょう。
北海道観光中の移動方法
北海道観光は、レンタカーを利用すれば、効率的に観光地をめぐることができます。
電車で観光したい方には、美しい海岸風景が望める函館本線や富良野線のフリーパスがおすすめ。
JR「北海道フリーパス」は7日間乗り放題となり、車窓から見える北海道の風景を味わえます。
北海道中央バスが運行している「定期観光バス」はガイド付きの路線バスです。
25種類以上のコースの中から選ぶことができ、効率よく周れるので、短期間の観光客におすすめです。
北海道観光の街歩きの楽しみ方
北海道の街歩きは、札幌中心部の「大通公園」、開拓時代から続く「狸小路アーケード」が人気です。
日本三大歓楽街「すすきの」は居酒屋やカラオケなど、多くの人で賑わっています。
札幌の街歩きで天候が悪くなったら、アーケードがある「狸小路商店街」がおすすめ。
小樽の歴史情緒が漂う街歩きには、ガラス館やお菓子ショップ、特産料理店が立ち並ぶ「小樽堺町通り商店街」に繰り出しましょう。
北海道観光のアクティビティの選び方
虻田郡にある「レイクトーヤランチ」では、ホーストレッキングで洞爺湖を一望する体験ツアーが人気です。
小さなお子さまには、馬の操り方と基本的な乗り方をレッスンしてからコースに出発します。
森を抜けて高台まで上がると、目の前に洞爺湖の絶景が広がり感動すること間違いなし!
雄大な羊蹄山(ようていざん)とニセコの大自然に囲まれた環境の中で、大自然を満喫できるラフティングとカヌーもおすすめのアクティビティです。
十勝郡にある「パラグライディング十勝」では十勝の大空でパラグライダーの空中散歩を体験できます。
北海道観光の食事の選び方
北海道旅行は食事が一番の楽しみにしている方も多いのではないでしょうか?
北海道は自然に恵まれ広大な大地を有し、海の幸、山の幸に恵まれた食材の宝庫です。
活きが良い新鮮な魚介類・海産物は「函館朝市」に行くとその時期の旬の魚介類に出会えます。
日本一の水揚げ量を誇る毛ガニのカニ味噌は他にはないクリーミーさが絶品です。
北海道近海で年中獲れて、年中水揚げされているので、カニ類は北海道観光で必ず味わいたいですね。
タラバガニ、ズワイガニは流氷が去った4~5月が最も美味しく、焼いたり茹でたり、様々なカニの食べ方を堪能できます。
札幌市にある「活カニの花咲」は、活タラバガニを丸ごと一杯食べ尽くすカニのフルコースが大人気!
秋はサケとイクラが美味しく、イクラと親のサケの旬は9~11月となります。
札幌や函館の飲食店にもありますが、石狩地方などサケの漁場がある地域では鮮度が違います。
ウニは北海道各地で一年中獲れますが、6~8月に日本海方面の利尻や礼文、積丹(しゃこたん)で採れるウニが格別です。
うま味成分たっぷりの良質な昆布を食べて育った「ムラサキウニ」と「バフンウニ」はクリーミーな味わいにきっと驚くはず。
▶【札幌観光】札幌でおいしいグルメ5選!おすすめのレストランも紹介します
北海道観光のお土産の買い方
北海道土産の選び方は、新千歳空港から約10分に位置する「千歳アウトレットモール・レラ」をチェック。
新千歳空港からは、無料シャトルバスが出ており、約10分で到着します。
アパレル、スポーツ用品、アウトドアグッズ、生活雑貨など約140以上のショップが並びます。
フライトインフォメーションでは、飛行機の運行情報を確認できるので、気軽に立ち寄ってみましょう。
北海道の名産・名物をお土産にするなら、「新千歳空港」は定番土産や新商品の品揃えが豊富です。
北海道観光のシーズンならではの楽しみ方
大自然を満喫したい方、登山やラベンダー畑、アウトドアなど、北海道の自然を満喫したい場合は、涼しい夏時期6月〜9月がおすすめです。
北海道は本州よりも早く冬になるので、紅葉の時期も早くなります。
綺麗な紅葉を楽しみたい方は9月下旬〜10月までにいくと良いでしょう。
スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツをしに行く方は、12月から3月までがベストシーズンです。
犬ぞりなどのアクティビティ、流氷観光、ワカサギ釣りは冬の北海道ならではの体験となります。
まとめ
北海道観光は、札幌や函館など都市部の観光都市のほかにも、ラベンダー咲く富良野、流氷押し寄せる知床など大自然に触れるのもおすすめです。
日本一の数を誇る温泉地、登別では露天風呂の後に頂く絶品海鮮料理を堪能しましょう。
北海道には、雪祭りや名物グルメイベントなど、どの季節に訪れても多彩な楽しみ方ができます。
ぜひ、早めに行きたいスポットをチェックして、効率よく多くの観光地に訪れて、北海道の魅力を発見してみてください。