中国地方を代表する観光地、広島県には世界遺産、美しい絶景、絶品グルメなど魅力溢れるスポットが満載です。
初めて広島を観光する際は、要領よく定番スポットから話題のグルメまで、バランスよく満喫したいですよね。
今回は、世界中の観光客を魅了する広島県の人気観光スポット、街歩きのコツをご紹介しましょう。
広島県の場所
広島観光で絶対に訪れるべき観光地5選
広島観光は、世界遺産の平和記念公園と宮島の厳島神社、三段峡と帝釈峡の渓谷美は見逃せません。
瀬戸内海の魚介類やお好み焼きなどの広島グルメを堪能しながら、冬には温泉もおすすめです。
①厳島神社
1996年、ユネスコの世界文化遺産に登録された「厳島神社」は広島に来たら、必ず敬意を払いたい観光地です。
本社拝殿から約200m沖に立つ大鳥居はクスノキの自然木で造られており、幻想的で美しく、広島湾に浮かんでいるような雰囲気。
優美な寝殿造りの社殿は平清盛によるもので、悠久の歴史を表す朱色の社殿は趣を感じさせます。
太古から「神々が宿る島」として知られる厳島神社は、干潮時と満潮時には景色が変わります。
干潮時にしか現れない「鏡の池」では、満潮時は大鳥居が海に浮かんでいるように見えるので一見の価値ありです。
厳島神社の後ろにそびえる山は弥山(みせん)と呼ばれ、世界遺産登録にされています。
ロープウェイで登れば、弥山から見る瀬戸内海の絶景を味わうことができますよ。
厳島神社に参拝した後は、多くの人で賑わう「宮島表参道商店街」へお土産探しや休憩すると良いでしょう。
②広島平和記念公園・原爆ドーム
「広島平和記念公園・原爆ドーム」は大人になった今だからこそ平和のありがたみを学ぶことができます。
広島平和記念碑、通称「原爆ドーム」は世界遺産に登録され、原爆の威力が分かるドームは「負の世界遺産」と呼ばれるほど、メッセージ性が強いです。
1915(大正4)年に広島県産業奨励館として建てられましたが、30年後に原爆によってほぼ倒壊し、枠組みと外壁が痛ましく残されています。
広島市の中心部にある「平和記念公園」は世界の恒久平和を願うため、原爆ドームの近くにあります。
広島平和記念資料館も造られ、修学旅行先の定番となっており、今では外国人観光客も数多く訪れています。
犠牲者の冥福と平和を祈り、折り鶴があふれる「原爆の子の像」、石碑は「原爆死没者慰霊碑」も初めに訪れておきたい場所です。
③広島城
1589年(天正17年)戦国武将の毛利輝元が築いた広島城は一度は原爆によって全壊しましたが、1958年(昭和33年)に再建されました。
城の周りは水堀で囲まれており、静かな水面に重厚な城が映えた厳かな雰囲気。
広島城は国の史跡に指定されており、日本100名城の一つです。
広島城の季節のイベントとして、毎週日曜日は、「安芸(あき)ひろしま武将隊」が行われています。
戦国武将や忍者の衣装を来た役者たちの演技は迫力があり、殺陣(たて)のバトルは大盛り上がりを見せます。
日曜日は混み合いますが、「安芸(あき)ひろしま武将隊」を見るために行く価値がありますよ。
④三段峡(さんだんきょう)
清流と緑の峡谷美を誇る「三段峡」は、原始林を深く切り込み、全長約16kmに渡って広がる大渓谷です。
春は新緑、秋は紅葉の美しさは、大自然がつくりした芸術品のような絶景を堪能できます。
紅葉の見頃は10月下旬から11月下旬頃となり、黒淵、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝の五大景観は一見の価値あり。
5月初旬~9月下旬は、カヤックやSUPなど大自然を満喫するアクティビティも人気があります。
川底までくっきり見渡せるほど透明度が高く、渓谷美と森林パワーを体感することができるでしょう。
⑤宮浜温泉(みやはまおんせん)
宮島に近くに位置する「宮浜温泉」は、美人の湯として知られている静かな佇まいの温泉郷です。
瀬戸内海を臨む国道2号線沿いの小高い丘の上に4軒の旅館・ホテルが立ち並び、宮島観光の拠点としてもおすすめ。
泉質は単純弱放射能低温泉、ラドンを含むため幅広い効能を持つといわれています。
カキのコース料理は、活きの良い瀬戸の小魚、大野の瀬戸で獲れるカキの料理、広島名産のお酒を楽しめます。
広島観光中の移動方法
広島市内中心エリアは、東西4キロメートル、南北4キロメートル内です。
広島市内の便利な移動方法は、JR、アストラムライン(新交通システム)、路面電車、バス、水上交通などが挙げられます。
広島電鉄(路面電車)と市内循環バス(めいぷるーぷ)を利用すれば、宇品(広島港)や宮島口まで路線があり、移動に困ることはありません。
中国ジェイアールバス「ひろしま観光ループバス ひろしまめいぷる~ぷ」は広島市内中心部を循環しています。
天気の良い日には、 シェアサイクル「ぴーすくる」も良いでしょう。
広島郊外へ行くには、バスや新交通システムのアストラムラインが便利です。
広島観光の街歩きの楽しみ方
広島観光の観光拠点は、宿泊施設屋やホテル、飲食店も豊富な広島駅周辺の市街地となります。
広島市街地は、どこの観光地へ行くにも便利な交通手段が整っており、新幹線も乗り入れます。
広島市街地の中心部を往来する路面電車は、広島駅から8つの路線があり、日本最大の路線網を誇ります。
観光やグルメ、アクティビティも広島市街地を拠点に移動すると良いでしょう。
広島観光のアクティビティの選び方
帝釈峡の渓谷中央部にある人造湖・神龍湖では、カヤックが体験でき、湖のお散歩を楽しめます。
カヤックを漕ぐと、水の音と木々の音だけの清閑な世界となり、幻想的な景色を楽しめます。
帝釈峡の上流部・上帝釈エリアでは、水陸両用8輪バギー(水陸両用車)、帝釈峡遊覧船があり、迫力満点のアドベンチャーを体験しましょう。
大鬼谷(おおぎだに)オートキャンプ場では、マウンテンバイクや全長約220mのツリーアドベンチャーなど、夏を満喫できる多彩なアクティビティが満載です。
広島観光の食事の選び方
広島グルメ「広島のお好み焼き」の名店が20軒以上立ち並ぶ「お好み村」はマストです。
お好み焼き専門店はそれぞれ個性があり、麺と生地が異なるので、食べ歩きして比べてみてもグッド!
2階の入口にある「八昌」はカウンターのみですが常に行列の絶えないお好み村でもトップを争う人気店です。
鉄板の上でお好み焼きをひっくり返したり、ヘラで卵を溶いたり、パフォーマンスも人気のポイント。
広島県は牡蠣の生産量日本一として知られ、リーズナブルな料金で広島県産の新鮮な牡蠣を堪能できます。
海産業者が運営する広島市西区「草津漁港のかき小屋」では、食べ放題60分2,000円が人気です。
▶【広島グルメ】広島で美味しいグルメを楽しむならここ!おすすめの食べ物やお店を紹介
広島観光のお土産の買い方
広島駅で買える広島土産は、「もみじ饅頭」が定番ですが、進化系のもみじ饅頭として注目されているのは、にしき堂「生もみじ」です。
生菓子の柔らかい食感としっとり感、モチモチの皮は他のもみじ饅頭と一線を画しています!
「かき醤油」シリーズは牡蠣エキス、昆布やかつおのエキスがブレンドされており、お料理に大活躍する一品です。
「イカ天瀬戸内レモン味」はレモンの爽やかさが新鮮な新しい味なので、ぜひお試しあれ!
広島観光のシーズンならではの楽しみ方
瀬戸内海式気候の広島県は、雨か比較的少なく、晴天日数が多く温暖な気候です。
ただし、内陸部の中国山地の山沿いは冬の冷え込みが厳しく、降雪量も多い豪雪地帯となります。
3月の平均気温は9℃前後と肌寒いですが、4月に入ると桜が満開を迎えて春の訪れを感じ、最高気温は20℃以上になります。
5月は気温も安定し過ごしやすい季節ですから、4月と5月は広島観光のベストシーズンです。
10月下旬には木々が赤く色づき紅葉が始まり、10月は平均気温が18℃前後、11月は最低気温が11.5℃となり、観光に最適な時期です。
「安芸(秋)の宮島」と言われるように、紅葉の時期に入る10月~11月は多くの観光客で賑わいます。
まとめ
広島観光は、 特に桜の季節は、厳島神社、大元公園・藤の棚・多宝塔周辺には約1,900本の桜が満開となるのでお花見にも最適です。
毎年4月は、桃花祭や桃花祭御神能と呼ばれる行事が行われ、気候もよく移動しやすいのでおすすめ。
牡蠣のシーズンを狙うならば、2月下旬~3月上旬に訪れると、旬のグルメ三昧旅が実現するでしょう。