秋田県といえば、「秋田こまち」や「きりたんぽ」など、日本有数のご当地グルメを思い浮かべますよね。
実は秋田県は、重要無形民俗文化財が日本で一番多く、観光スポットや見どころが豊富にあるのです。
秋田県へ観光へ行ったら、定番スポットだけでなく、地元民お墨付きの穴場スポットも外せません。
新幹線に乗れば、東京から秋田県へ乗り換えなしで行けるアクセスの良さも便利なポイント!
そこで今回は、秋田県のおすすめ観光スポット5選と街歩きのコツをまとめてご紹介していきます。
ぜひ、秋田観光の旅行プランにお役立てください。
秋田県の場所
秋田観光で絶対に訪れるべき観光地5選
秋田県は、西は日本海、東は奥羽山脈に面しており自然豊かな風景を堪能できるスポットが多くあります。
ご家族でアクティビティへ参加したり、仲間とゆっくりと温泉旅を堪能するのも良いでしょう。
では早速、秋田県のおすすめ観光スポットを見ていきましょう。
①なまはげ館
2013年にリニューアルオープンした秋田県男鹿市の「なまはげ館」は、秋田県男鹿に伝わるなまはげの伝説を学べる資料館です。
「なまはげ館」は重要無形民俗文化財にも指定されており、なまはげの里である男鹿の自然や風習の資料を展示しています。
毎年、大晦日に男鹿半島のほぼ全域で行われる「男鹿のナマハゲ」の様子は「伝承ホール」にて上映して迫力満点。
見どころは、男鹿の地区で実際に使われていた110体にも及ぶなまはげの面が展示されている「なまはげ勢揃いコーナー」です。
本物のなまはげ衣装を身につけて写真撮影できる「なまはげ変身コーナー」は連日盛り上がっています。
「なまはげ館」のすぐ隣には「男鹿真山伝承館」、徒歩5分圏内には「真山神社」があり、観光スポットが密集しています。
「なまはげ館」は秋田県のなまはげの歴史を学んで実体験したい方は要チェックです。
②乳頭温泉郷
日本有数の秘湯「乳頭温泉郷」は泉質の違う7つの湯を日帰り入浴でも楽しめる人気の温泉地です。
十和田・八幡平国立公園の乳頭山麓にある「乳頭温泉郷」には、10種類以上の多種多様な源泉があります。
七つの湯を巡る「七湯めぐり」は、鶴の湯温泉・蟹場温泉・黒湯温泉・孫六温泉・大釜温泉・妙乃湯・休暇村の全てを満喫できる人気のツアー。
7つの全部を周る湯めぐりは万病に効くといわれており、全国から多くの温泉ファンが集まっています。
ブナの原生林に囲まれた山深い地に一軒宿がひっそり立ち並び、秘湯の独特の雰囲気が漂っています。
多様な泉質の湯が湧き出ている温泉地は、秋田県に来たら一度は立ち寄りたいスポットです。
③田沢湖
秋田県仙北市の大自然の中に日本百景にも選ばれている観光名所「田沢湖」があります。
「田沢湖」は水深は約423メートルあり、日本で一番深いと言われている湖です。
息をのむほど美しく深いブルーはすべての観光客を魅了しています。
幻想的な色になった理由は明確には分かっていませんが、ミステリアスな雰囲気がまた魅力ですね。
地元では、永遠の若さと美しさが叶う場所と親しまれています。
一周40分で周る海上遊覧船、足漕ぎボートの貸し出しがあり、天気の良い日には湖面の美しさを間近で見られます。
「田沢湖」は、夏には海水浴場として湖畔の一部が開放され、県外からも多くの観光客で賑わいます。
インスタ映えするスポットとしても人気があるのでぜひ遊覧船を楽しんでみてはいかがでしょうか?
④抱返り渓谷
「抱返り(だきがえり)渓谷」は、田沢湖・角館に流れる玉川の中流にある全長約10kmの渓谷です。
秋田県仙北市「抱返り渓谷」はJR神代駅から車で5分に位置します。
「東北の耶馬渓」と称されており、秋田の美しい水辺の景色を一年中楽しむことができます。
遊歩道が整備されており、春は桜、初夏は新緑、秋になると色鮮やかな紅葉の絶景がポイント。
特に10月上旬から11月上旬にかけての紅葉シーズンは原生林が鮮やかに紅葉し、コバルトブルーの渓流は素晴らしいです。
遊歩道は1.5km、片道約30分の気軽な散策コースとなっています。
つり橋「神の岩橋」から、急流や大小の滝を眺めながら景色を満喫しましょう。
注意点としては、冬は雪深くなるので、11月下旬~4月下旬までは遊歩道が閉鎖されます。
JR角館(かくのだて)駅から車で約15分でアクセスとなり、レンタカーまたはツアーがおすすめ。
⑤男鹿水族館GAO
秋田県男鹿市「男鹿水族館GAO(おがすいぞくかんがお)」は地元民に人気のある穴場の観光スポット。
2004年7月13日のリニューアルオープン後から、 地元のファミリーや多くの観光客で賑わっています。
GAOとは、「Global, Aqua, Ocean」を意味しており、男鹿の海を見事に再現した巨大な水槽が見どころです。
秋田の海の生物が数多く展示されており、秋田の川や日本海の中を知ることが出来ます。
水族館入口にある大水槽の水中トンネルを通ると、魚や神秘的なサンゴ礁の生き物に囲まれて、海の底にいる気分に。
ペンギンやアシカ、アザラシがお出迎えしてくれてアマゾンの生き物や川の生き物も観察できます。
男鹿水族館GAOの最大の人気スポットは、ホッキョクグマのオスの豪太とメスのクルミの夫婦です。
夫婦2匹の間に産まれたメスのミルクも加わり、地元のファミリーにも人気があります。
男鹿水族館GAOは年中無休ですが、夏季、冬季では営業時間が異なるため、事前にスケジュールを確認しましょう。
秋田観光中の移動方法
秋田県を観光する交通手段はレンタカーを使うと便利です。
ただし、冬は深く雪が積もるので、運転に慣れていない方はバスの利用をおすすめします。
中心市街地循環バス「ぐるる」は 秋田市中心市街地の観光スポットを巡回するバスです。
秋田駅周辺にある青い車体と青いバス停が目印、運行本数は1日に21本、運行時間は9時から17時です。
※運賃は1周100円(小学生以下は無料)
秋田の街歩きの楽しみ方
新幹線や飛行機で秋田に到着したら、西にある秋田市を起点に街歩きをしましょう。
秋田市は南、東、北、西とそれぞれのエリアで異なる観光スポットやグルメがあります。
秋田県のちょうど中央にある「みちのくの小京都」は武家屋敷が立ち並ぶ趣のある町です。
4月下旬~5月上旬には「角館の桜まつり」が行われ日本らしい桜の景色が広がります。
武家屋敷の中には400年以上もの歴史を重ねた名家があり、フォトジェニックなスポットがたくさん。
カメラを片手にぜひのんびりと武家屋敷の街歩きを楽しんでみてください。
秋田のアクティビティの選び方
秋田には、お子様連れのご家族も大自然を満喫できるアクティビティが豊富です。
秋田の川や海でパラグライダー、カヌー、カヤック、ラフティングを体験したり、水上バス、観光列車で風景を満喫するのもおすすめ。
当日予約できるアクティビティツアーも多いので、用途や目的に合わせて選びましょう。
秋田の食事の選び方
秋田名物のきりたんぽが入った「きりたんぽ鍋」は比内地鶏からだしをとったスープが優しいお味。
大正7年創業「濱乃家」には秋田駅から車で10分にあるきりたんぽ鍋の老舗です。
最高級のササニシキを使った弾力あるきりたんぽを使った絶品鍋は地元民のお墨付き。
秋田に来たら、「日本三大うどん」のひとつ「稲庭うどん」もぜひ味わってみてください。
のどごしの良さとしっかりとしたコシや弾力性がある細麺はお土産にもおすすめ。
比内地鶏を堪能するなら肉と卵を贅沢に使った「比内地鶏親子丼」も食べてみる価値ありです。
B-1グランプリで優勝経験のある横手市名物「横手やきそば」はランチに人気のB級グルメ。
甘口のソース、目玉焼き、福神漬けの組み合わせが新鮮で絶妙ですよ。
▶︎美人と温泉だけじゃない!秋田観光で食べたいご当地グルメとおすすめのお店を紹介
秋田のお土産の買い方
秋田土産は名物の「きりたんぽ鍋セット」、「稲庭うどん」、「ハタハタ寿し」、「いぶりがっこ」、「比内地鶏」などが定番人気です。
最近注目の新商品は、程よい甘さで見た目も可愛い「秋田県産りんごを使ったパイ」。
明治16年創業の老舗菓子店「菓子舗 榮太楼」は看板商品の「さなづら」が有名ですが、新商品「あきたロール」が話題です。
秋田県産あきたこまちを100%使用した米粉、見た目も美しいスイーツは新しい人気商品です。
秋田のシーズンならではの楽しみ方
四季折々の風景が楽しめる秋田県ですが、観光のベストシーズンは春から夏がおすすめ。
桜は4月末からゴールデンウィーク、山々が緑に覆われていく夏の風景は秋田の魅力を感じられる季節です。
毎年8月3日~6日に開催される「秋田竿燈まつり」は、青森のねぶた祭り、仙台の七夕まつりと並ぶ東北三大祭りのひとつ。
日本三大花火大会のひとつ「大仙市大曲」の花火大会は、毎年8月の最終土曜日に雄物川河畔で開催されます。
まとめ
東北地方の北西部、秋田県は男鹿の風習「ナマハゲ」、「きりたんぽ鍋」など、独自の伝統文化や風習が数多く残っています。
広い県ですが、3日間あれば、ピンポイントで多くの場所を周ることができますよ。
ぜひ、今後の旅行プランの参考にしてみてください。