最近、気軽に自転車を借りるサービスが増えており、観光やお買い物にも便利!と人気です。
自転車を借りるサービスは「レンタル自転車」 「レンタルサイクル」「シェアサイクル」などがあり、それぞれ特徴が異なります。
今回は、日本旅行に便利な自転車を借りるサービスの特徴、利用方法、料金、注意点を解説します。
レンタル自転車(レンタルサイクル)ってなに?
レンタル自転車(レンタルサイクル)
・利用時にお店を訪れて、返却時も同じお店へ返す
・お店で必要事項を記入する
・現金・クレカで支払って借りる
「レンタル自転車(レンタルサイクル)」は借りた場所(お店)に返す必要があります。
シェアサイクル
・複数のサイクルポートで利用して返却できる
・乗り捨てできる
・スマホで会員登録を行う
・ICカード(Suicaや交通系ICカード)またはスマホをかざすだけで借りられる
「シェアサイクル」は他の人と自転車をシェア(共有)するサービスです。使いたい時間の分だけ料金を支払います。
「サイクルポート」と呼ばれる駐輪場に乗り降りできる仕組みです。借りた場所と異なるサイクルポートに返却してもokです。
※「シェアサイクル」は「自転車シェアリング」「コミュニティサイクル」「サイクルシェア」とも呼ばれますが、どれも同じサービスです。
レンタサイクルサービスの特徴
レンタル自転車(レンタルサイクル)の特徴
・営業時間内のみ利用可能
・料金は数時間~半日で約1,000~2,000円
・貸出場所と返却場所は同じ店舗
・インフラが整っていない場所で便利
※地域や自転車タイプにより料金は異なります
シェアサイクルの特徴
・24時間利用可能
・料金は30分100円~150円
・貸出場所と返却場所は同じでも異なる場所でもok
・道路や指定外の駐輪場への乗り捨ては不可
・大都市圏と観光地がメイン
シェアサイクルは交通事情による影響を受けにくいので、タクシーよりも早くて安いのがメリット。
レンタル自転車(レンタルサイクル)・シェアサイクルってどうやって借りるの?
レンタル自転車(レンタルサイクル)はお店へ行ってレンタルします。
その一方で、シェアサイクルでは複数のサイクルポート(専用駐輪場)で乗り降り可能です。
借りたお店まで返しに行く必要がなく、近くにあるサイクルポートで自転車を返すことができます。
最初にスマホで会員登録を済ませて、サイクルポートでスマホをかざすだけでok!
シェアサイクルのおすすめのサービスを紹介
日本各地で利用できるおすすめシェアサイクル事業者をご紹介します。
①ドコモバイクシェア
「ドコモ・バイクシェアスマートシェアリング」はNTTドコモが提供するシェアサイクルサービス。
東京23区の他、横浜、仙台、奈良、広島、大分にもポートがあり、全国各地に範囲が広がっています。
Felicaに対応した交通系ICカードをスマホに登録すれば、簡単にレンタルできるので便利です。
ルート検索アプリ「NAVITIME」と連携すると徒歩と自転車を組み合わせたルートが分かります。
②HELLO CYCLING(ハローサイクリング)
「HELLO CYCLING」はソフトバンクグループのOpenStreetが提供するシェアサイクルサービス。
対応エリアは東京、大阪、名古屋、埼玉、都内には約1,750に上るステーションがあります。
スマホからアカウント登録すれば、全国のHELLO CYCLINGを利用可能です。
一度に複数台の予約ができるので、家族旅行や友達同士の利用にも便利です。
③PiPPA(ピッパ)
「PiPPA(ピッパ)」は株式会社オーシャンブルースマートが提供するシェアサイクルサービス。
対応エリアは東京、京都、宮崎、東京23区は東部を中心にサービスを拡大中です。
30分あたりの料金は100円と最安値ですが、年会費1,000円かかります。
自転車は電動アシスト付きではなく、3段変速ギアが搭載されています。
④COGICOGI(コギコギ)
「COGICOGI(コギコギ)」はコギコギ株式会社が提供するシェアサイクルサービス。
利用時間は半日・1日・2日プランとなっており、長時間利用に特化しているので旅行に最適です。
※短時間(30分、1時間)の利用はできません。
チケットの有効期間の間であれば、電動アシスト自転車の乗り換えは自由です。
シェアサイクル利用の際のポイント
お好きなシェアサイクルのサービスを選び、ホームページまたはアプリから無料会員登録しましょう。
会員登録は24時間365日対応しています。必要事項を記入して登録完了したら、あとは借りるだけ!
取り出すとき
自転車はロックがかかっていますので、自転車操作パネルに予約時に記載された4桁のパスコードを入力してください。
SUICAやPASMOなどのFeliCa(IC)カードを登録していれば、カードをかざすだけでロック開錠されます。
サイクルポート(専用駐輪場)から自転車を取り出す時はバッテリー残量をチェックしましょう。
ブレーキ・ベル・タイヤの空気圧に不備がないか確認することも大切です。
返却するとき
自転車を返却する方法は、自転車の前輪をラックに差し込みます。
手動で施錠するとパネルに「返却」と表示されるので登録メールアドレスに返却完了です。
パネルに「返却」の文字が表示されないと料金が発生し続けるので注意しましょう。
シェアサイクルの料金
シェアサイクルの料金相場は30分100円~150円です。
料金体系はシェアサイクル業者により異なります。
※詳しい料金については各社ホームページを確認してください。
シェアサイクルの種類
シェアサイクルの自転車の種類は主に電動アシスト自転車を使用しています。
比較的長く使いたい方も疲れず、坂道が多いエリアにも適しています。
乗り捨て可能か?
シェアサイクルは利用後にポート内で自転車を施錠して返却完了です。
渋谷区で借りた自転車を品川区のサイクルポートに返却することも可能です。
キャンセルの可否
会員メニューからキャンセル手続きができます。
※詳しいキャンセルポリシーについては各社ホームページを確認してください。
免責(保険)の有無
損害賠償責任保険を付保しています。万一の事故に備えて、補償を受けることができます。
※詳しい免責(保険)については各社ホームページを確認してください。
国土交通省自転車活用推進本部
https://www.mlit.go.jp/
運転中の注意点
シェアサイクルは駐輪場を借りる手間も省けるので大変便利ですが、ルールを守って利用しましょう。
日本の交通ルールを守る
日本の交通ルールは改正道路交通法を守りましょう。
自転車安全利用五則
①自転車は、車道が原則、歩道は例外
②車道は左側を通行(車道の右側通行禁止)
③歩道は歩行者優先
④自転車は車道寄りを徐行
⑤安全ルールを守る
警視庁HPの自転車安全利用
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/
荷物や服装に注意
気軽にサイクリングを楽しむためにストレッチ性のあるカジュアルな服装で利用しましょう。
自転車に乗ると風の影響を受けるので、体にフィットする服装が最適です。
すぐ汗が乾くように速乾防臭効果があるスポーツウェアもおすすめ。
公共交通機関との料金比較
シェアサイクルと公共交通機関のコスパを比較して見ましょう。
1日パスをご紹介します。
シェアサイクルは安さの魅力よりも交通手段がカバーしていない地域の移動に便利ですね。
まとめ
自転車で街を走ると車や電車とは違った新しい発見があるかもしれません。
ぜひ、シェアサイクルで日本各地を巡ってみてはいかがでしょうか。