代表的な日本食と言えば寿司や天ぷらですが、ぜひ日本にきたら美味しい「焼き鳥」も忘れてはいけません!
日本の焼き鳥は鶏の珍しい部位が食べられることから、海外の方はびっくりすることも多いかと思いますが、一度味わうとハマってしまう方も多くいるようです。
特に東京は焼き鳥のお店の激戦区で、美味しい焼き鳥が食べられる場所がたくさんあります。
今回はそんな焼き鳥の魅力にせまるべく、おすすめのお店から焼き鳥の歴史まで!幅広く紹介していきます。
焼き鳥とは?
「焼き鳥」は鶏肉を一口大に切り、串刺しにしてタレや塩をつけて直火焼き(串焼き)した料理です。
一言で鶏と言っても焼き鳥として食べられる部分は数多くあり、それぞれに楽しみ方や違った美味しさがあります。
焼き鳥は基本的に鶏のみを焼いた料理ですが、焼き鳥を扱うお店では、旬の野菜を串焼きにしたり、お店自慢の1品料理なども揃っています。
美味しい焼き鳥とは?
美味しい焼き鳥はなんと言っても「焼き加減」で決まります。
焼き過ぎても水分が抜けてパサパサになってしまい、焼きが足りないと水っぽい焼き鳥になってしまいます。
本当に美味しい焼き鳥は、炭火焼の直火で焼かれているため周りの部分がカリッと、そして中は鶏の旨味がギュッと閉じ込められているのでジューシーふっくら!
そして、使われている鶏は新鮮なものが美味しい焼き鳥の条件!お店でその日に捌いている焼き鳥屋さんは、お肉の食感や旨味が段違いに美味しいです。
美味しい焼き鳥お店を見分けるコツ
美味しい焼き鳥のお店を見分けるにはカウンター席があり、実際に目の前で焼き鳥を焼いてくれるお店かどうかという点です。
焼き鳥はなんといっても焼き立てが一番美味しいもの。
そして焼き鳥を焼く時には「炭火焼き」のものが一番鶏を美味しく食べられる焼き方と言われています。
ほとんどの名店は炭火焼きですが、心配な場合はお店に連絡して聞いてみるのもおすすめです。
また、修行を積んだ熟練の技を持っている人が焼いてくれた焼き鳥は特別に美味しいもの。
本当に美味しい焼き鳥が食べてみたいなら職人が営んでいる焼き鳥の名店に足を運んでみましょう。
今回ご紹介するお店はどこも焼き鳥の名店で、食材にもこだわっているところばかりです。
焼き鳥の歴史について
今のようなスタイルの鶏の焼き鳥が食べられるようになったのは、明治時代の頃からでした。
それ以前はなんと雀や鳩、キジや鴨などの野鳥を串焼きにして食べていたそうです。
ただ明治時代の焼き鳥で使う鶏は高級食材だったため、一般市民はあまり口にすることがなかったそうです。
大正から昭和になって輸入が増えるようになると鶏を使った焼き鳥が一般的になり、庶民でも普通に食べられるようになりました。
都内にあるおすすめの焼き鳥をご紹介
ここでは東京都内にある屈指の焼き鳥の名店をご紹介していきます!
どのお店も修行を積んだ店主がオープンしているお店で、ミシュランにも選ばれたことがある名店などが揃っています。
鳥しき
目黒駅から徒歩3分ほどの場所に店をかまえる「鳥しき」。
店主の池上氏は、中目黒の名店「鳥よし」で修行した後、独立して目黒のこのお店をオープン。
その人気ぶりに日本一予約が取れない焼き鳥屋さんとして有名になっています。
一般的な焼き鳥屋さんのイメージとは違い、高級感のある店内は12席のカウンターのみで、落ち着いた雰囲気で焼き鳥が楽しめます。
こちらの焼き鳥の特徴はなんといっても絶妙な焼き加減!焼き鳥の串をできる限り炭に近づけ強火で焼き上げるこにより、肉汁を中に閉じ込めジューシーな焼き鳥に仕上がります。
他にも中をレアにした「さび焼き」など、店主のこだわりが感じられます。
また、こちらは基本的に自分の食べたいものをオーダーするのではなく店主のおすすめがストップというまで出てきます。
バードランド
銀座駅から徒歩1分のところにある、ミシュランでも星を獲得した名店「バードランド」。
焼き鳥の材料には弾力のある奥久慈軍鶏を使用し、こだわりの炭火で焼かれた焼き鳥はぷりっぷりのジューシーな食感と、引き締まった脂肪分が少ない肉質が特徴です。
「おまかせコース」では、前菜やレバーのパテ、食べやすいサイズの親子丼にこだわりの串焼き8本とセットがついて、思う存分鶏を楽しむことができます。
定休日:月曜・日曜・祝日
営業時間:17:00~21:30
価格:¥10,000~¥14,999
http://ginza-birdland.sakura.ne.jp/
やきとり心香(しんか)
六本木駅から徒歩8分、西麻布の裏通りのひっそりと佇む大人の隠れ家「やきとり心香(しんか)」はカウンター10席のみの小さなお店ですが予約困難の超有名店!
英語での対応もしてくれるので海外からのお客さんも日本の焼き鳥を思う存分楽しむことができます。
メニューは基本的に「おまかせコース(6000円)」のみで、前菜から始まり店主おすすめの串や1品料理が出てきます。
伊豆の「天城軍鶏」と千葉の「水郷鶏」を主に使っており、新鮮な鶏はレアな状態でも頂けるほど!
絶品の鶏はもちろんですが、珍しいお野菜もたくさん出てくるので大満足の食事になること間違いありません。
定休日:日曜日 第2第4土曜日
営業時間:18:00~売切れ次第終了
価格:¥15,000~¥19,999
http://yakitorishinka.com/
とり喜(き)
錦糸町駅から徒歩5分の場所にある「とり喜」はミシュラン1つ星を獲得している名店です。
落ち着いた雰囲気で清潔感のある店内はデートにもぴったり。
お店の自慢は厳選した国産の地鶏と旬の野菜を使ったお料理で、備長炭で焼き上げられた焼き鳥はぷりっぷりでジューシー!
食事は基本コース(先出し、串焼、鳥のスープ)で、足りなければ単品を追加していくスタイルになります。
季節や仕入れの状況によって出される焼き鳥の内容も変わってくるのでその時の美味しいが楽しめますよ。
定休日:日曜・祝日
営業時間:[月~金]17:30~22:45(L.O)[土]17:00~22:45(L.O)
価格:¥8,000~¥9,999
https://toriki.gorp.jp/
鳥さわ
亀戸駅から徒歩3分の場所にあるのが、焼き鳥の名店「鳥さわ」です。隠れ家のような佇まいのお店では、美味しいお酒と一緒に絶品の焼き鳥が頂けます。
料理は基本「おまかせコース」になっていて、自分でストップと言うまでおすすめの焼き鳥が出てきます。
備長炭で焼き上げられた店主おすすめの焼き鳥や旬のお野菜はお酒がついつい進んでしまう美味しさ。
シメの鶏スープも絶品です。人気で予約が取りにくいので早めに電話をするようにしましょう。
定休日:日曜・祝日
営業時間:月~金:17:30~23:00(L.O.)土:17:00~23:00(L.O.)
価格:¥6,000~¥7,999
https://tabelog.com
焼鳥 おみ乃
押上駅から徒歩3分のところにある焼き鳥の名店「おみ乃」。
焼き鳥の名店「鳥しき」で6年間修行した店主が、独立してオープンしたスカイツリーにもほど近い焼き鳥店です。
こちらのお店は、焼き鳥に使う鶏はお店で捌いているため、新鮮なレバーやちょうちんが絶品!
基本的におまかせで、ストップと言うまで焼き鳥が出てくるスタイルですが、腹八分目ぐらいにして、最後は絶品親子丼でシメるのがおすすめですよ。
スカイツリー観光の際にぜひ訪れたいお店です。
定休日:日曜日・祝日
営業時間:16:30 ~ 22:00
価格:昼:¥8,000~¥9,999 夜:¥10,000~¥14,999
https://tabelog.com
蘭奢待(らんじゃたい)
神保町駅から徒歩1分のところにある「蘭奢待(らんじゃたい)」はミシュランでも星を獲得した焼き鳥の名店!
厳選した比内地鶏をお店で捌き、さらに旬の野菜を使っているので常に新鮮なお料理が頂けます。
お店のメニューは「お任せコース」のみになり、レバーのパテなどの前菜からその時のおすすめの焼き鳥を提供してくれます。
焼き鳥だけでなく1品料理も出てくるのでお酒との相性も抜群!
シメの親子丼や鶏飯、鶏そばを頂けば、鶏を余すことなく堪能できます。
人気のお店なので予約必須です。
定休日:日曜日・祝日
営業時間:[月~金]18:00〜21:30 [土]18:00〜20:30
価格:¥8,000~¥9,999
https://tabelog.com
焼き鳥は海外でも人気なの?
テリヤキチキンが世界中で人気なことから、似たような焼き鳥も海外で人気が高い日本食です。
バーベキューのような見た目からも抵抗なく食べられる海外の方が多いようですね。
ただ、日本のように内臓や軟骨などを食べる文化がないため、日本の焼き鳥屋さんで見た時には驚く方も多いそう。
ぜひ、日本にきた際には食べたことのない部位も挑戦してみてください!
まとめ
日本では昔から人々に愛されてきた焼き鳥ですが、気軽に食べられるお店からこだわり抜いた名店までその魅力は様々です。
特に東京にはお酒と焼き鳥が楽しめる名店が揃っているので、観光の際には旅の思い出として日本の焼き鳥を堪能してみて下さい。