本州の最北端に位置し、津軽海峡や日本海、太平洋に囲まれている青森県では、その恵まれた地形から食材の宝庫と呼ばれるほど、食文化が発展してきました。
そんな青森では絶品のご当地グルメが食べられると旅行好きの間でも人気が高く、国内旅行では外せない場所になっています。
今回は青森へ観光に行った際に、必ず食べておきたい美味しいグルメを7つ紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
青森で食べるべきおすすめグルメは?
豊富な食材が採れる青森では、その食材を使った絶品グルメが頂けます!特に紹介する7つのグルメは青森観光では外せません。
せんべい汁
青森の八戸の伝統郷土料理でもある「せんべい汁」。
小麦粉や蕎麦粉を使って焼かれた地元の名産である「南部せんべい」を野菜や肉、魚などと一緒に汁に入れて食べたのが始まりといわれています。
南部せんべいの香ばしい香りと、汁を吸って柔らかくなったせんべいの独特な食感がくせになる!と人気のグルメです。
寒い青森の冬を温めてくれる現地の人には欠かせない料理になっています。
のっけ丼
新鮮な海鮮が魅力の青森で絶対に食べたいのが、自分で選んだネタで作る海鮮丼の「のっけ丼」です。
青森の新鮮な食材が揃う市場で、まずご飯の入った丼をもらい、市場をグルグル歩いて自分の食べたい具材を探しながらのせてもらうというユニークなスタイルが特徴です。
自分が食べたい具材だけがのった夢のような海鮮丼が食べられると、観光客にも大人気!
海鮮だけでなく、天ぷらや青森の野菜を使った惣菜、漬物など豊富な食材から選べるので、自分だけのとっておきの丼を作りましょう!
大間マグロ
青森にきて食べなかったとは言えないのが、大間のマグロです!
津軽海峡で採れるクロマグロは「黒いダイヤ」とも呼ばれ、見た目・味・香り全てにおいて最高級品で、初セリでは約2億円の価値がつくほどのマグロもいたほどです。
普段ならなかなかお目にかかれない青森のクロマグロですが、青森にはこのクロマグロがリーズナブルに食べれられるお店がたくさんあります。
観光の際にはぜひ味わってみたいところです。
黒石つゆ焼きそば
青森のB級ご当地麺グルメの定番が「黒石つゆ焼きそば」です。
寒い青森の冬でも美味しく食べられるようにと、焼きそばに蕎麦つゆやラーメンスープをかけたのが始まりだといわれています。
平たくて太めの麺で作られたソース焼きそばに、鶏ガラや豚バラなどからダシをとった特製スープがかかったつゆ焼きそばは意外にも絶品!
ソースの味がスープに溶け出してコクのあるスープになります。麺ずきの方はぜひ試して欲しい青森のB級グルメです。
いちご煮
青森の八戸名物「いちご煮」はフウニとアワビを使った贅沢なお吸い物です。
いちご煮と聞くと、果物のジャムのようなものを想像してしまいがちですが、お吸い物に入ったウニの見た目がイチゴに似ているため、こう呼ばれるようになりました。
いちご煮の味付けは塩と醤油だけと至ってシンプル!しかし、ウニとアワビの出汁がお汁に滲み出てとっても上品な味わいのお吸い物になります。
海の香りがするいちご煮は海鮮好きなら絶対に味わいたい青森グルメです。
りんご
青森の特産品と言ったら「りんご」ですよね!
青森のりんご「つがる」は、酸味が少なくジューシーなのが特徴です。
その美味しさは芸術品!と言われるほど、見た目も味も良い青森のりんごはそのまま食べるだけでなく、スイーツやジュースなど様々な食べ方で楽しまれています。
青森に行くとりんごを使ったグルメが豊富にあるので、あちこち食べ比べてみてはいかがでしょうか?
味噌カレー牛乳ラーメン
つゆ焼きそばの他に、人気の高い青森のB級麺グルメと言えば「味噌カレー牛乳ラーメン」です。
なんとも長い名前のラーメンですが、その名前の通り、味噌ベースにカレー粉と牛乳を入ったスープに、バターや野菜をトッピングしたラーメンです。
ラーメンに牛乳!?と思ってしまいがちですが、こってりした味噌スープがマイルドになってバターとよく合いコレまた絶品!
普通の味噌ラーメンに飽きてきた人にはぜひ食べて欲しい青森のユニークラーメンです。
青森グルメの特徴は?
豊かな自然や肥沃な土地、日本海や太平洋、津軽海峡の三つの海に囲まれた青森県は、海の幸と山の幸に恵まれているため、豊かな食文化が昔から発展してきました。
また、青森は同じ県でも地域によって気候や風土が大きく異なることから、食文化にも違いがあります。
津軽地方は米を主体とした料理、南部地方は雑穀を主体とした「せんべい汁」などの料理、下北地方はいもを主体とした料理、沿岸地帯は海産物を主体とした「いちご煮」や「クロマグロ」などが有名です。
どこに行っても美味しいもので溢れている青森は、ぜひあちこち回って食べ歩きしてみたい観光地です。
青森で絶対に訪れるべきおすすめレストラン
青森の中で数ある美味しいお店の中でも、特におすすめのレストランを紹介していきます。
どこも観光の際に行きやすいところばかりなので足を運んでみて下さい。
みなと食堂
陸奥湊駅から程近いところにある海鮮丼が美味しいと評判の「みなと食堂」。
魚市場がたちならぶ通りに位置するだけあって、その日に採れた新鮮な海鮮を使ったお料理が頂けます。
さらに海鮮だけでなく、青森名物の「せんべい汁」も頂くことができ、海鮮丼とせんべい汁のセットはお店の人気メニュー!
美味しい海鮮にほっこり温まるせんべい汁でお腹を満たしましょう。
青森魚菜センター
青森駅から徒歩5分ほどのところにある青森魚菜センターは、「のっけ丼」を食べるならここ!と言われている有名なグルメスポットです。
市場の中には30を超えるお店が揃い、豊富な食材の中から自分の食べたい具材を探すことができます。
新鮮な食材を探しながらあちこち歩き回るのは、まるで宝探し!海鮮だけでなく、漬物やお惣菜も揃っています。
魚喰いの大間んぞく
築地のセリでクロマグロの最高値を出した漁師さんが経営するお店が「魚喰いの大間んぞく(おおまんぞく)」です。
極上のクロマグロが頂けますが、マグロの他にも大間で採れた新鮮な海鮮を使った定食や丼メニューなど豊富に揃います。
特に人気の「三色まぐろ刺身定食」は、大トロ、中トロ、赤身に味噌汁や小鉢がセットになったもので、厚く切られたマグロは口の中でとろけるほどの美味しさ!
妙光食堂
つゆ焼きそばを食べるならここ!というお店が「妙光食堂」です。
元祖の看板を掲げている老舗人気食堂で、お店の看板メニューでもある「元祖つゆ焼きそば(700円)」は、日本そば風のダシが効いたスープを使用し、麺は太平麺を使用。
たっぷりの野菜が入って、食べ応え抜群!焼きそばのソースがラーメンスープに溶け出して絶品です。
南部民芸料理 蔵
青森の南部料理が楽しめるお食事処の「南部民芸料理 蔵(くら)」では、ウニをアワビお吸い物であるいちご煮の他、にもせんべい汁やそばの唐揚げなど珍しい青森の郷土料理を頂くことができます。
古き良き田舎の空間をそのまま体感できるような店内で食べる南部料理は、青森の観光をさらに思い出深いものにしてくれること間違いありません。
味の札幌 大西
青森駅から徒歩10分ほどの場所にある、味噌カレー牛乳ラーメンの元祖である「味の札幌 大西」。
こちらのラーメンはトッピングにチャーシューにメンマ、もやし、わかめとシンプルです。
味噌ベースのスープは、まず口に入れるとスパイシーなカレーの風味がきますが牛乳が程よくマイルドにしてくれて、病みつきに!
営業時間:11:00~21:30(
定休日:なし(年末年始、夏休み)
価格:~¥999
https://www.oonishi0024.co.jp/
まとめ
いかがでしたでしょうか?
青森県といっても地域によって食文化が異なるため、何度行っても美味しく楽しめるのが青森の特徴です。
豊かな自然と海に恵まれた青森では、他では食べられないグルメが多く存在し、観光を盛り上げる重要なパートになっています。
ぜひ、青森観光の際には今回紹介してグルメも全部チェックしてみてくださいね。