長年愛されてきた築地市場が豊洲に移り、新たな観光地としても注目されているのが「豊洲市場」です。
一般の観光客も見学しやすいつくりになった大規模な市場では、マグロのせりツアーなど楽しみ方がたくさん詰まっています。
今回はそんな豊洲市場の魅力と見所をご紹介していきますので、ぜひ参考にして見て下さい。
豊洲市場ってどんなところ?
東京で一番有名な卸売市場の築地市場。
しかし、長年の営業による老朽化や過密化、衛生管理上の問題から解体が決定し、さまざまトラブルがありながら2018年に完成したのが「豊洲市場(とよすしじょう)」です。
築地は国内でも大きな市場でしたが、豊洲市場はそれをさらに上回る大きさ!水産物の取り扱いも世界で最大のレベルなので、見所もたくさん。
市場での実際の仕事のやり取りを見学でき、美味しい海鮮を楽しめ、様々な食材が売り買いされている豊洲市場は、新たな観光地として海外からも多くの観光客が足を運んでいます。
初めての方は豊洲市場ツアーもおすすめ!
豊洲市場を効率よく、まんべんなく見て回りたい!という方には、豊洲市場ツアーがおすすめです。
さまざなツアー会社から、豊洲市場を巡るツアーが用意されていますが、おすすめなのはくわしい解説付きや美味しいお店を教えてくれるなど、一人ではなかなか出来ないオプションがついているものがいいでしょう。
弊社では一人 2,780円でツアーに参加でき、豊洲市場の以下の主要ポイントを巡っていきます。
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青果棟(5街区)
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管理棟飲食店舗
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水産卸売場棟(7街区)
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6街区飲食店街
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水産仲卸売場棟(6街区)
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見学ギャラリー
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魚がし横丁
ガイド案内中は海外旅行で使用される案内用の無線機器を使用するため、ガイドの話す内容をしっかりと聞くことができて、後ろの方にいて説明が聞こえなかったということもありません。
また、豊洲市場について詳しく書かれたオリジナルの冊子プレゼントがあるので、さらに理解を深めることが出来ます。
また築地市場で沢山の人々に愛された名店や、新しく出来た施設の江戸前場下町のおすすめポイントなどを教えてもえらえるので食事も買い物も大満足!
初めての方はぜひ参加してみて下さい。
豊洲市場の見どころ8つ
豊洲市場では一般の方も見学しやすい施設になっているので見所満載!
大人も子供も楽しむことができます。
ここでは、豊洲市場に行ったらぜひ見て欲しい場所を8つご紹介していきます!
江戸前場下町
2020年の一月にオープンしたばかりの観光施設「江戸前場下町」
豊洲市場の食材を活かした海鮮が楽しめる飲食店や、お土産などを扱う物販店が21店舗出店しグルメやショッピングを楽しめるようになりました。
こちらの施設はあくまでも2023年3月までの暫定的な営業期間が設けられているため、割と簡易的な作りですが市場の他にも楽しめるスポットとして人気があります。
3つのエリアに分かれており、豊洲市場の食材を使った寿司や海鮮焼き、食堂が楽しめる「豊洲場下町」、マグロの直売をはじめ、スイーツやお土産などが買える「市場小路」、「江戸前広場」の多目的広場では様々なイベントが開催されています。
青果棟(5街区)
野菜や果物を扱うエリアの「青果棟(5街区)」。
一般来場者用に、市場の様子を見られる見学者コースが設置されています。
見学デッキの窓は全部で12カ所あり、それぞれに1~12月のさまざまな野菜や果物の名前が付けられ、カラフルに色分けされている面白い作りです。
ここでは、せりにかけられる青果市場を眺めることが出来ます。
1階には、飲食物販店舗もありお蕎麦屋海鮮丼、天ぷらなどが楽しめます。
<飲食店舗>
天房(てんぷら)
富士見屋(そば)
大和寿司(寿司)
管理棟飲食店舗
7街区にある管理棟には13の飲食店舗が入っています。
お寿司屋さんが多いので何店舗かはしごしながら食べ比べをしても楽しいですよ。
ゆりかもめ・市場前駅方面から行くことが出来ます。
<飲食店舗>
愛養(天ぷら)
やじ満(中華)
とんかつ八千代(とんかつ)
丼匠(海鮮丼)
龍寿司(寿司)
鮨正(寿司)
おかめ(寿司)
市場すし(寿司)
やまざき(寿司)
神楽寿司(寿司)
トミーナ(イタリアン)
木村家(喫茶)
茂助だんご(甘味)
水産卸売場棟(7街区)
水産卸売場棟(7街区)はマグロなどの水産物のせりをはじめとした取引が行われる場所になります。
国内外から集まった水産物を取引している世界でみても規模の大きい市場です。
ここでは見学者用のデッキがあり、豊洲市場の一番の見どころでもある「マグロのせり」を見学することが出来ます。
マグロせり見学者デッキ
豊洲市場の一番の見どころ「マグロのせり」を見学出来るデッキです。
大きなマグロがやり取りされる様子は圧巻!
実際に働いている人達の熱気を感じることができます。
マグロのせりは誰でも無料で見学出来ますが、豊洲市場が主催する事前申込抽選制の「マグロせり見学ツアー(無料)」に参加すると、せりをより間近で見ることができ、スタッフから詳しい説明を受けることが出来るのでおすすめ。
ただ、せりは朝早くから始まるので5:30には集合しないといけません。普段なかなか見ることが出来ない場所なので、ぜひ早起きして見てみて下さい。
6街区飲食店街
豊洲市場で飲食店がいちばん多いのが6街区にある水産仲卸売場棟の3階です。
海鮮だけではなく、インドカレーや牛丼、洋食なども楽しむことが出来ます。
飲食店が多いので並ばずに入れるお店も多くあり、お腹がペコペコの時はおすすめです!
<飲食店舗>
山はら(海鮮ちらし丼)
仲家(海鮮丼・定食)
鳥藤(親子丼)
ふぢの(中華)
中栄(インドカレー)
米花(うなぎ)
高はし(あんこう)
吉野家(牛丼)
福せん(うなぎ)
小田保(とんかつ)
寿司大(寿司)
禄明軒(洋食)
鮨 晶(寿司)
岩佐寿し(寿司)
センリ軒(コーヒー喫茶)
岩田(コーヒー喫茶)
鮨文(寿司)
弁富(寿司)
勢(寿司)
大江戸(海鮮丼)
磯寿司(寿司)
粋のや(和食)
水産仲卸売場棟(6街区)
仲買人のお店があるのが水産仲卸売場棟(6街区)です。
ここでは、通常観光客は豊洲市場の仲卸売場へは立ち入ることはできませんが、観光ではなく買い物に来た客にかぎり一般人でも仲卸売場へ入ることが出来ます。
必ず買い物をするというのが条件なので、ルールはしっかり守りましょう。
大きな切り身のマグロなど新鮮な海鮮品を購入することが出来ますが、スーパーに売ってるような少量では買えませんので注意して下さい。
見学ギャラリー
管理施設棟から連絡通路を進むと水産卸売場棟見学ギャラリーに出ます。
ここでは過去に築地市場で取り引きされたマグロの中で一番大きなサイズのマグロの模型が展示されています。
豊洲市場のフォトスポットでもあり、多くの方が一緒に写真を撮っています。
他にも豊洲市場に集まる主な水産物のパネルや、豊洲市場に届くマグロの種類などについて、一般の人でもわかりやすく説明されたパネルが展示されています。
魚がし横丁
「魚がし横丁」は、豊洲市場で働くプロ御用達の店舗が揃う大商店街です。
物販専門店約70店舗が軒を連ね、様々な道具類・食材専門の卸問屋・鮮度抜群の海鮮を使ったグルメなど、プロも唸る品質の品が勢揃いしています。
一般の方も見学や買い物が可能ですが、魚がし横丁を利用する為には、一般客や観光客は入り口ゲートで見学者カードを借りて、首に掛けて入場する必要があります。
事前の予約・抽選などは必要なく、気軽に入場・見学が可能です。
食材の他にも、包丁や市場で着る作業着、長靴などマニアックなものもたくさん売っているので見ているだけで楽しいはず!
豊洲市場を観光する際の注意点
市場の朝は早く開場時間は午前5時~午後5時までになります。
マグロのせりなどは朝5時~行われるため、お昼ごろに行ってもみることは出来ません。
また、昼の12時を過ぎることには飲食店も長蛇の列が出来るので、朝早めの行動がおすすめ!
また、豊洲市場は一般が見学できるところも多いですが、立ち入りが禁止の場所も多くあります。
観光地でもありますが、メインはお仕事の場。
しっかりとルールに従い、迷惑をかけないように行動しましょう。
豊洲市場のおすすめお食事処
寿司大
6街区水産仲卸売場棟3階にある豊洲市場で一番行列が出来る寿司屋として知られるのが「寿司大」です。
すべてがカウンター(18席)の店内では基本的に職人さんと会話を楽しむシステムで1人の平均滞在時間は1時間ほどなので、長い時には2時間~3時間待つこともあるそう。
一番人気の「お任せセット」はにぎり10カン+お好きなにぎり1カン+巻物1本で税込み4,500円です。
職人さんが目の目で握ってくれながら、会話を楽しみ日本の昔ながら寿司の楽しみ方が出来る場所です。
中栄
水産仲卸売場棟にある飲食店が集まる3階フロアにあるのが、豊洲市場の人気カレー店「中栄」。
豊洲市場でカレー(⁉)とびっくりする方もいるかと思いますが、大正元年から始まり100年以上愛されてきた老舗のカレーはリーズナブルな価格、満足のいくボリュームで、豊洲で働く人達からも人気のランチスポットとして知られています。
看板メニューの印度カレー(700円)が看板メニューですが、印度カレー、ビーフカレー、ハヤシライスから2種類が選べる合いがけ(800円)も人気があります。
また200円+すると1226gほどもある特盛を頼むことが出来ます。
とんかつ小田保
豊洲市場で仕入れる新鮮な魚を使用したアジフライやエビフライはもちろん、精肉店で仕入れる良質なお肉を使ったとんかつや唐揚げは、海外の観光客からも人気のとんかつ屋さんになります。
その時の旬のシーフードやお肉を使った定食はもちろん、冬の定番メニューでもあるカキミックス定食(1,750円)はカキフライとカキバターの2種類が楽しめて牡蠣好きにはたまらない定食です。
さまざまフライが乗った定食も日本ならではのグルメ、生ものが苦手な海外の方でも楽しんでもらえると思います。
大江戸
毎朝豊洲市場から仕入れる新鮮素材をふんだんに使った極上の海鮮丼が頂ける海鮮丼のテイクアウト専門店「大江戸」。
60種類を超える丼から選ぶことが出来ます。
こだわりの天然まぐろや、厳選したサーモンなど海鮮好きも唸るクオリティーの海鮮丼に、海外の観光客からも人気の高いお店になります。
テイクアウトなので、行列に並ぶことなく頂くことが出来ます。
レジの横にはちょっとしたスタンディングのイートインスペースがあったり、江戸前場下町の外にあるテーブルへ持って行って食べることも可能です。
天房
豊洲市場の5街区青果棟の1階に入っている天ぷらのお店が「天房(てんぼう)」。
豊洲市場の新鮮な材料を使った絶品の天ぷらが頂けます。天房の看板メニューは東京湾で良く取れる芝海老天ぷらや、穴子天ぷら!
人気の天ぷら定食(1,900円)はその時の季節ネタが天ぷらになるので、何度頂いても新しい美味しさに出会えます。もちろん芝エビ天や、穴子天も入っています。
他ではなかなか食べられない稚鮎、メゴチの天ぷら、アスパラやドラゴンフルーツのつぼみ天ぷらなど変わり種が楽しめます。
定休日:日曜日・祝日・休市日
費用:天ぷら単品400円~、定食1000円~
http://toyosu.tsukijigourmet.or.jp/shop/5-tenfusa/index.html
まとめ
いかがでしたでしょうか?
築地の良さも残しつつ、一般の方も見学しやすく楽しみやすくなった豊洲市場。
豊洲市場を余すことなく楽しみたい!という方には、ガイドがついてくれる「豊洲市場ツアー」に参加することがおすすめです。
自分での見学では見つけられない発見や、美味しいお店を知ることが出来ますよ。
マグロのせりを見て、美味しい海鮮を食べて、新鮮な食材を買って思う存分楽しむことが出来るので、ぜひ訪れてみて下さい。