「福島観光に行ってみたいけれど、どこを回ればいいの?」
そんな疑問をこの記事一つで解決します!
東京から新幹線で約1時間半。日本で3番目の広さを誇る福島県は、「会津」「中通り」「浜通り」の3エリアで全く異なる魅力を持っています。
定番の鶴ヶ城や大内宿、神秘の五色沼といった絶景スポットから、絶対に食べたい喜多方ラーメン・円盤餃子まで、プロのライターが現地感たっぷりにレポート。
最新の福島旅行を120%楽しむための完全保存版ガイドです。
福島の場所
福島県は東北地方の最南端に位置し、全国で3番目の広さを誇る「雄大な県」です。
東京からは東北新幹線で約1時間半という好アクセスでありながら、足を踏み入れるとそこには手つかずの自然と深い歴史が広がっています。
個性が全く異なる「3つのエリア」を知る
福島観光を成功させる最大のコツは、県内を「会津」「中通り」「浜通り」の3つのエリアに分けて考えることです。
| エリア | 特徴 | 主な拠点・キーワード |
|---|---|---|
| 会津(西側) | 歴史と伝統が息づく城下町。冬は美しい雪景色が広がる。 | 会津若松、鶴ヶ城、大内宿 |
| 中通り(中央) | 新幹線が通る福島の玄関口。果物と温泉の宝庫。 | 福島駅、郡山駅、フルーツライン |
| 浜通り(東側) | 太平洋に面した温暖なエリア。海鮮と大型レジャー。 | いわき、スパリゾートハワイアンズ |
東京・仙台からのアクセスと旅行の拠点
拠点は、新幹線が停車する福島駅または郡山駅にするのが一般的です。
会津方面へ向かうなら、郡山駅から磐越西線に乗り換えて会津若松へ。
浜通りへ行くなら、特急「ひたち」や「ときわ」を利用するルートも便利です。
福島観光で絶対に訪れるべき観光地5選
広大な福島の中でも、旅行予約サイトや観光ガイドで常に上位にランクインする「ここを外すと損!」という王道スポットを5つ厳選しました。
歴史、自然、レジャーがバランスよく混ざったラインナップです。
鶴ヶ城(若松城):幕末の歴史を語る赤瓦の名城

会津若松市の象徴である鶴ヶ城は、1384年の築城から600年以上の歴史を誇る名城です。
幕末の戊辰戦争では1ヶ月に及ぶ猛攻に耐え抜いたことから、最強の防御力を誇る「難攻不落の城」として知られています。
明治時代に一度取り壊されましたが、多くの人々の願いによって昭和40年に再建されました。
最大の見どころは、2011年に再現された日本で唯一の「赤瓦」の屋根です。
白い壁と赤い瓦のコントラストは、青空や雪景色の中で格別の美しさを放ちます。
現在は城内が歴史博物館となっており、会津武士の歩みを学びながら、最上階から城下町の絶景を一望することができます。
大内宿:江戸時代へタイムスリップする茅葺き屋根の宿場町

会津と日光を結ぶ街道の拠点として栄えた大内宿は、江戸時代の町並みを今に留める貴重な宿場町です。
国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、街道沿いに30軒以上の茅葺き屋根の民家が整然と並ぶ光景は、一歩足を踏み入れた瞬間にタイムスリップしたような感動を味わわせてくれます。
毎年7月2日に行われる伝統の「半夏祭り(はんげまつり)」では、天狗や白装束の男衆が練り歩く歴史情緒あふれる姿を見ることができます。
ここを訪れたら外せないのが、一本のネギを箸代わりにして食べる名物「ねぎそば」です。
ネギをかじりながら蕎麦をすする独特のスタイルは、この場所でしか体験できない旅の醍醐味です。
五色沼:神秘的なエメラルドグリーンに輝く沼

裏磐梯に位置する「五色沼」は、磐梯山の噴火によって生まれた30余りの湖沼群です。
最大の特徴は、水中の成分や光の反射によって、沼ごとにエメラルドグリーンやコバルトブルー、赤茶色など、全く異なる神秘的な色合いを楽しめることです。
なかでも最大の広さを誇る「毘沙門沼」から望む磐梯山は、裏磐梯を象徴する絶景として知られています。
この美しい色彩を堪能するなら、片道約4kmの「五色沼自然探勝路」を散策するのがおすすめです。
起伏が少なく初心者でも1時間ほどで歩けるコースとなっており、弁天沼や青沼といった個性豊かな沼を巡ることができます。
また、毘沙門沼では手漕ぎボートに乗ることもでき、水面に近い目線から迫力ある景色を楽しむのも旅の醍醐味です。
スパリゾートハワイアンズ:日本が誇る常夏の楽園

いわき市にある「スパリゾートハワイアンズ」は、映画『フラガール』の舞台としても有名な、全天候型の温泉テーマパークです。
いわき湯本温泉の豊富な湯量を活かした6つのエリアには、日本初のアクアリウムプールや日本一の高低差を誇るボディスライダーなど、大人も子どもも夢中になれるアトラクションが揃っています。
毎日開催される情熱的なポリネシアン・ショーは必見で、フラガールたちが繰り広げる迫力満点のステージは見る人を感動の渦に巻き込みます。
アクティブに遊んだ後は、ギネス記録に認定された世界最大級の露天風呂「江戸情話 与市」で、江戸の情緒に浸りながらゆったりと温泉を堪能するのがおすすめです。
磐梯吾妻スカイライン:空を走る絶景の山岳ドライブコース

高湯温泉と土湯峠を結ぶ全長約29キロの「磐梯吾妻スカイライン」は、最高標高1,622メートルを駆け抜ける絶景のドライブルートです。
「日本のアリゾナ」と称される浄土平(じょうどだいら)周辺の荒々しい火口の風景は、まるで別世界のような異国情緒を漂わせています。
春の「雪の回廊」から秋の鮮やかな紅葉まで、訪れるたびに表情を変えるパノラマは「日本の道100選」にふさわしい迫力です。
なかでも、吾妻小富士の火口壁を一周する「お鉢巡り」は、手軽に登山気分を楽しみながら空中から見下ろすような爽快な景色を堪能できる人気のアクティビティとなっています。
塔のへつり:100万年の歳月が刻んだ奇岩の絶景

国の天然記念物にも指定されている「塔のへつり」は、雄大な自然がつくり出した芸術的な景勝地です。
全長200メートルにわたって連なる奇岩の数々は、長い年月をかけて川の浸食や風化によって削り出されたもので、その迫力ある造形美はまさに圧巻の一言に尽きます。
周辺には遊歩道が整備されており、岩のすぐ近くを散策しながら大自然のダイナミズムを肌で感じることができます。
特に秋の紅葉シーズンは、白い岩肌と鮮やかな木の葉が織りなすコントラストが素晴らしく、多くの観光客を魅了します。
吊り橋を渡りながら渓谷美を眺めるひとときは、旅の思い出をより深いものにしてくれるはずです。
福島観光中の移動方法

福島は広いため、移動手段の選択が旅の快適さを左右します。
自由度No.1!レンタカー活用のススメ
裏磐梯や大内宿、そして磐梯吾妻スカイラインといった絶景スポットを効率よく満喫するなら、レンタカーの利用が最適です。
公共交通機関の運行本数が少ないエリアも多いため、車があれば時間を気にせず自由に旅をデザインできます。
ただし、12月から3月にかけての冬季は、スタッドレスタイヤの装着が欠かせません。
山道は予想以上に雪が深くなることもあるため、冬の運転に不安がある方は、無理をせず観光バスなどの公共交通機関を活用して、ゆったりと景色を楽しむ旅を選ぶのがおすすめです。
鉄道と周遊バスを駆使するスマートな旅
車の運転をしない場合は、新幹線で拠点となる駅まで移動し、そこから運行されている観光バスを賢く活用しましょう。
会津若松市内であれば、主要な見どころを効率よく巡る周遊バス「あかべぇ」や「ハイカラさん」が非常に便利です。
また、福島駅や猪苗代駅からも五色沼などの主要景勝地へ向かう路線バスが運行されており、公共交通機関を組み合わせることで、車がなくても福島の魅力を存分に満喫することができます。
福島観光の街歩きの楽しみ方

ただ目的地へ行くだけではなく、道中の「街の空気感」を楽しむのが福島の粋な旅です。
会津若松「七日町通り」でレトロな時間旅行
大正ロマンの風情が漂う七日町通りは、レトロなカフェや伝統工芸店が軒を連ねる人気の散策スポットです。
蔵造りの重厚な建物を活用した店舗はどれも写真映え抜群。
地酒を試飲できる酒店も点在しており、歴史を感じる街並みの中で、お酒好きの方も至福のひとときを過ごせます。
「蔵の街」喜多方で朝の散歩と蔵巡り
「蔵の街」として知られる喜多方市には、今も4,000棟以上の蔵が残り、醤油や味噌を造り続ける現役の蔵が日常の風景に溶け込んでいます。
名物の「朝ラー(朝ラーメン)」でお腹を満たしたあと、静かな空気が流れる蔵の街をのんびりと散策するのは、ここでしか味わえない最高の贅沢です。
福島観光のアクティビティの選び方

福島の豊かな自然は、見るだけでなく「体感」してこそ真価を発揮します。
磐梯山周辺で楽しむ高原レジャー
「宝の山」と称される磐梯山周辺は、一年を通じて大自然を体感できるアクティビティが充実しています。
夏は爽やかな高原の風を感じながら湖でのカヌーやSUPを、冬は極上のパウダースノーが自慢のスキー場でウィンタースポーツを満喫できます。
特に星野リゾートなどが展開するエリアはレンタル設備も非常に充実しており、初心者でも手ぶらで気軽に本格的な雪山体験を楽しめるのが大きな魅力です。
伝統工芸「赤べこ」「会津塗り」の絵付け体験
雨の日や家族連れの旅行で特におすすめなのが、手作り体験を楽しめるワークショップです。
なかでも福島の守り神として愛される「赤べこ」の絵付け体験は、子どもから大人まで誰もが夢中になれる人気のアクティビティ。
自分だけの色使いや表情で仕上げた世界に一つだけの赤べこは、旅の思い出が詰まった最高のお守りになります。
福島観光の食事の選び方

「食の宝庫」福島では、エリアごとの名物を事前にチェックしておきましょう。
絶対に外せない!福島三大ご当地麺
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 🍜 喜多方ラーメン | 澄んだ醤油スープと、モチモチ食感の平打ち熟成多加水麺が特徴。朝から食べる「朝ラー」文化も有名です。 |
| 🍜 白河ラーメン | 香ばしい炭火焼チャーシューと、スープがよく絡む手打ちのちぢれ麺が絶品。醤油のコクが際立つ一杯です。 |
| 🥢 なみえ焼そば | シャキシャキの「もやし」と豚肉、食べ応え抜群の極太麺に濃厚ソースが絡む、福島B級グルメの王道です。 |
夜の楽しみ!「福島円盤餃子」と日本酒
福島市を訪れたら絶対に外せないのが、フライパンの形に合わせて丸く焼き上げる名物「円盤餃子」です。
パリパリと香ばしい皮の食感は驚くほど軽く、一皿20個ほどあっても一人でぺろりと平らげてしまえるほど。
全国新酒鑑評会で何度も日本一に輝いている福島の銘酒を片手に、熱々の餃子を頬張るのが地元流の最高に贅沢な楽しみ方です。
福島観光のお土産の買い方

お土産選びは、帰りの駅ビルや地元の「道の駅」が便利です。
定番銘菓「ままどおる」と「家伝ゆべし」
福島土産の王道といえば、ミルク味の優しいあんが老若男女に愛される「ままどおる」です。
その不動の人気に加え、くるみの香ばしさが後を引く「家伝ゆべし」や、バターの風味が贅沢な洋風パイ「エキソンパイ」も外せない名品。
どれも一度食べれば、福島の温かみを感じられること間違いなしのラインナップです。
道の駅で探す「フルーツ」と「地酒」
果物王国・福島の本領を実感するなら、中通りの「道の駅」は外せません。
夏には桃、秋には梨やリンゴが店頭に山積みになり、産地ならではの驚くような安さと鮮度で手に入ります。
また、地元スーパー「ヨークベニマル」などのチェーン店を覗いてみるのも旅の醍醐味。
観光地ではなかなか出会えない、地元の人々に愛される隠れた名品や日常の味が見つかるはずです。
福島観光のシーズンならではの楽しみ方

福島の魅力は、訪れる季節によって180度変わります。
春の「花見山」と夏の「相馬野馬追」
春の福島市を象徴する「花見山公園」は、山全体がピンク色に染まり、まさに「桃源郷」という言葉がぴったりの絶景に包まれます。
そして夏の浜通りで必見なのが、伝統行事の「相馬野馬追」です。
甲冑に身を固めた武者たちが馬で疾走する姿は、まるで歴史の教科書から飛び出してきたかのような迫力で、見る者を圧倒します。
秋の紅葉ドライブと冬の雪見温泉
秋の磐梯吾妻スカイラインでは、標高の高い山道を駆け抜けながら、色鮮やかな紅葉の上を「空中散歩」しているかのような非日常感を味わえます。
そして冬、雪深い会津の温泉宿で、しんしんと降る雪を眺めながら露天風呂に浸かる時間は、心まで解きほぐされる至福のひととき。
福島を訪れれば、どの季節でも「日本の一番美しい姿」にきっと出会えるはずです。
まとめ

福島観光は、一度の旅行では到底味わい尽くせないほど奥深い魅力に溢れています。
歴史、自然、そして美食。広大な面積を持つ福島だからこそ、訪れるたびに新しい発見が待っています。
まずは気になるエリアを一つ選び、温かい人々と文化に触れる旅を始めてみてください。
その第一歩が、あなたを福島の「リピーター」へと変えてくれるはずです。







